
航空戦闘シミュレーション愛好家が、単なる動きのシミュレーションをはるかに超える「リアル」な戦闘機コックピットを製作しました。u/Ok_But_1351さんが、中国のプラットフォームbilibiliからRedditに投稿した動画で、このワイルドな3人用World of Tanksシミュレーションリグを製作した人物と同じ人物によるプロジェクトの記録だとされています。しかし、動画には別のユーザー名が映っているため、正確かどうかは定かではありません。とはいえ、このシミュレーションリグは、本物の戦闘機とは似ても似つかないものの、非常に印象的です。
この戦闘機シミュレーターは、画面上で動作するゲームの動きをシミュレートする3軸モーションシートを備えています。航空機でアクロバット飛行をする際の360度モーションを完全に再現することはできませんが、それでも床にただ座っているだけよりははるかに優れています。しかし、開発者はそれだけに留まりませんでした。彼らはさらに、「エネルギー管理システム」も追加しました。これは、シートのアフターバーナーの燃料タンクとして機能すると思われるコンテナを収納するものです。スロットルを限界まで押し込むと、シートの左右下部にある2つのノズルから、実際のジェット機が最大出力に達したときのように炎が噴き出します。
伝説の中国人「blyat」がガレージで戦闘機のコックピットを組み立てました。タービン、ランチャー、そして航空機用機関銃まで完備。お父さんには見せないでね。r/nextfuckinglevelより
もちろん、パイロットがゲーム内の銃を撃つたびに光る空気圧砲らしきものや、ミサイル発射時に花火を発射するロケットポッドも設置されています。さらに、ミサイルを回避するためにチャフやフレアを発射すると、シミュレーターも同様に反応し、部屋をアルミ板で埋め尽くします。
1回のセッションでこれだけの労力を使うのは大変です。特に、毎回使用後にこれらすべてをリロードする必要があることは想像に難くありません。ディスプレイが1つしかなく、椅子に直接取り付けられていないため、プレイヤーが立ち上がる際にディスプレイが見えないと指摘する人もいました。とはいえ、これはまだ初期段階のコンセプトかもしれません。戦車シミュレーションリグが最初に構築されたとき、部屋中に個別の物理コントロールが配置されていたのと同じように。
トリプルモニターを座席に直接取り付ける以外にも、制作者は体験をよりリアルにするための改良を加えることができます。例えば、VRやARヘッドセットを使って没入感を高めたり、TrackIRを使って頭を動かした際に画面に映る映像を忠実に再現したりといった工夫が考えられます。また、動画で見られるような特注の航空機用操縦パネルではなく、実物そっくりの操縦パネルを使っても良かったでしょう。何よりも重要なのは、システムの安全性を改めて確認すべきだということです。動画では「エネルギー管理システム」が炎を噴き出し、プレイヤーが消火器で消火するシーンが見られます。
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ジョウィ・モラレスは、長年のテクノロジー業界での実務経験を持つテクノロジー愛好家です。2021年から複数のテクノロジー系出版物に寄稿しており、特にテクノロジー系ハードウェアとコンシューマーエレクトロニクスに興味を持っています。