
今週初め、Spectra Logicは、最大75PBのデータ容量を備えながら、使いやすさとメンテナンス性を重視した最新のテープストレージライブラリであるSpectra Cubeを発表しました。Cubeはダウンタイムをほとんど、あるいは全く発生させず、電源を切ることなく新しいテープカートリッジドライブを設置できます。Spectra CubeはAmazon S3およびAmazon S3 Glacier APIアクセスをサポートしており、より一般的には「マネージドサービスプロバイダーおよびクラウドサービスプロバイダーによるストレージサービス」に最適であるとされています。
最大テープストレージ容量に関しては、Spectra CubeはLTO-6からLTO-9をサポートするSpectra独自のTeraPackテープカートリッジを採用し、非圧縮状態で最大30ペタバイトのストレージ容量を実現します。圧縮時には最大75ペタバイトになります。また、このライブラリは最大16個のパーティションをサポートし、共有環境や「マルチテナント」環境での使用を想定しています。
「一般的なパブリック クラウド オプションと比較して、Spectra Cube ソリューションはコールド ストレージのコストを半分以下に削減できると同時に、より優れたデータ制御と、ランサムウェアなどの実存的脅威からの保護を提供します」と Spectra のテープ ポートフォリオ管理担当シニア ディレクター、Matt Ninesling 氏は主張しています。
この声明は、SpectraのSpectra Certifiedメディア(前述のSpectra TeraPackカートリッジなど)の生涯保証に関する情報とともに提供されています。Spectraは、データエラーの評価、予防措置の適用、修正を可能にするために、ライブラリ内の各テープについて40以上の指標を監視・記録していると主張しています。また、整合性検証チェックにより、理論上はデータの破損や損失も防止できるはずです。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。