Joey Castillo氏は、Open Book Projectの製作者兼開発者です。このDIYプロジェクトは、Raspberry Pi Picoに対応したオープンソースの電子書籍リーダーで、ユーザーはゼロから自分だけの電子書籍リーダーを作ることができます。カスタムPCBとE-Inkディスプレイ、そしてページ送りや電子書籍内を移動するためのボタンを備えています。本日、 Twitterに投稿されたプロジェクトの最新アップデートで、Raspberry Pi Pico Wに対応したことをお知らせします。
このプロジェクトを初めて取り上げたのは2021年2月、CastilloがRaspberry Pi Picoのサポートを発表した時でした。このプロジェクトは以前から存在していましたが、ArduinoやAdafruit FeathersといったSAMD51プロセッサを搭載したボードを使用していました。Picoのサポートにより、RP2040のパワーが加わり、状況は一変しました。
新しいアップデートでは、RP2040のサポートは維持されますが、ワイヤレス機能が追加されています。Castillo氏によると、Pico Wを接続したところ、最新の設計でも問題なく動作したとのことです。Pico WのGPIOはPicoと同じなので、スムーズに統合できたのも当然です。この追加により、ワイヤレスサポートを活用できる新機能を開発する余地が生まれます。
Pico Wのサポートに加え、Castillo氏はアクセサリ接続用のSTEMMA/JSTコネクタポートを側面に2つ搭載していることも紹介しました。デモビデオでは、ポテンショメータを使って読書灯として機能するLEDを制御していました。また、将来的には音声制御機能用のマイクや、アクセシビリティ向上のためのフットペダルのサポートも示唆しました。
先ほども述べたように、このプロジェクトはオープンソースであり、コードやPCB設計ファイルを調べたい方、あるいは自分でプロジェクトを作りたい方なら誰でも利用できます。仕組みの詳細については、公式GitHubページをご覧ください。
このRaspberry Piプロジェクトの実際の動作をご覧になりたい方は、公式プロジェクトページをご覧いただくか、Twitterでデモ動画をいくつかご覧ください。また、Castilloをフォローして、他のプロジェクトや今後のアップデート情報もぜひご確認ください。
Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。
アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。