AMDの次期APU「Renoir」のベンチマーク結果がSiSoftwareデータベースに掲載されました。著名なハードウェアリーカーである@TUM_APISAK氏がTwitterでスクリーンショットを公開しました。
Renoirは当初Naviグラフィックスを搭載すると噂されていましたが、いくつかのLinuxパッチによってその噂は払拭されました。7nm APUはZen 2マイクロアーキテクチャを採用する可能性が高いものの、Vegaグラフィックスを採用すると予想されています。Naviは、次世代チップまでAPUには採用されない可能性が高いでしょう。
本日発表されたRenoirのサンプルには、8基のコンピュートユニット(CU)が搭載されているようです。合計512基のストリームプロセッサ(SP)が搭載されていることになります。RenoirがVegaを採用していると仮定すると、このチップはRadeon Vega 8というブランド名で販売されるはずです。
iGPUは1.75GHzのクロック速度で動作したと報告されています。ベンチマーク全体を通して報告された速度で動作していたのか、それとも1.75GHzがブーストピーク時の速度なのかは不明です。いずれにせよ、統合型グラフィックスを搭載したAPUではなく、ディスクリートグラフィックカードでこのような高クロックが実現できることを考えると、これは非常に印象的です。
以前のRenoirチップと同様に、本日発見されたチップも「Celadon」マザーボードで動作するようです。このコードネームを目にするのは今回が2回目なので、Renoirプラットフォーム用ではないかと推測されます。DDR4メモリが引き続き使用されていることから、Renoirは以前示唆されていたLPDDR4xメモリをサポートしない可能性があります。
AMDは来年初めに7nm Ryzenモバイルチップを発売する予定です。AIDA64は最近Renoirのサポートを追加しており、新しいAPUが間もなく登場する可能性があることを示唆しています。
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