Seagateは1年近く前、14TBのBarracuda Pro、IronWolf、IronWolf Proハードドライブモデルを発表しました。14TBでは物足りないという声に応え、同社は月曜日に、データセンター向けExos X16の16TBドライブと、家庭/NAS向けで最適なRAIDパフォーマンスを実現するIronWolfおよびIronWolf Proモデルを発表しました。
従来の磁気記録技術はドライブ密度を限界まで押し上げてきましたが、TDMR(二次元磁気記録)技術を適用することで、容量をさらに向上させることができます。この方式は、垂直磁気記録と呼ばれる従来の方式の機能を拡張し、容量をさらに向上させます。
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IronWolfドライブは、マルチベイ筐体内の振動を抑制するRV(回転振動)センサーを搭載しているほか、NASデバイス向けに設計された高度な電源管理機能も備えています。また、データ復旧のためのSeagate Rescue Servicesもバンドルされています。これらのモデルのパフォーマンスは、256MBのキャッシュと7,200RPMのスピンドル回転数で、250MB/秒の連続転送速度を実現しています。IronWolf Proには5年間の保証が付いており、非Pro版には3年間の保証が付いています。どちらも120万MTBF(平均故障間隔)を誇り、年間最大300TBのワークロードに対応しています。
Exos X16ドライブは、12TBドライブと比較してラックあたりのペタバイト数が33%増加しながらも、設置面積は維持されているため、データセンター環境のTCOを削減します。ドライブにはSeagate Secureが搭載されており、安全かつ確実にドライバを消去できます。7,200 RPMの回転速度と256MBのキャッシュを搭載したExos X16は、最大261 MB/秒の連続転送速度を実現し、ランダム読み取り/書き込み4K(QD16)IOPSはそれぞれ170/440です。MTBFは250万時間で、5年間の保証が付いています。ExosはSATAとSASの両方のドライブで利用できる点も注目すべき点です。
一部のエンタープライズ顧客は、今週の一般提供開始に先立ち、ベンダー認定とパフォーマンステストのために、すでにExosドライブを所有しています。Exos X16のメーカー希望小売価格は629ドルです。IronWolfとIronWolf Proの価格はそれぞれ610ドルと665ドルです。1月のCESで発表された東芝の16TB MG08シリーズや、HAMR/TDMRではなくMAMRテクノロジーを採用したWestern Digitalのドライブなど、16TBモデルが間もなく登場すると予想されます。
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ジョー・シールドスは、Tom's Hardware USのフリーランスライターです。マザーボードのレビューを担当しています。