マイクロソフトは昨日、Wireless Displayアプリをアップデートし、Windows 10からXbox OneにWi-Fi経由でゲームをストリーミングできるようになりました。このアップデートにより、追加のハードウェアなしでリビングルームでPCゲームをプレイしやすくなりますが、いくつか制限があります。
ワイヤレスディスプレイは、Microsoft StoreではなくSteamなどのストアで購入したゲームも含め、あらゆるゲームをPCとXbox One間でストリーミングできます。Microsoft Storeだけに限定されていない点も、このツールの魅力を高めているはずです。他の販売元を好むゲーマーもいます。
PCからコンソールへのゲームストリーミングは、多くのゲーマーにとって禁断のものに聞こえるかもしれません。特に、Wireless Displayアプリの主な制限がXbox Oneコントローラーのみに対応していることを考えると、これはまさにその通りです。PCゲーマーが好むキーボードとマウスでゲームをプレイするオプションがないのです。
しかし、この制限は見た目ほど重要ではないかもしれません。Valveは9月に、2015年以降、3,000万人以上のSteamユーザーが少なくとも1つのコントローラーを登録していると発表しました。そのうち約1,500万人は複数のコントローラーを登録していました。これは、ワイヤレスディスプレイの入力オプション(の少なさ)に問題がないユーザーが多いことを意味します。
Engadgetによると、Wireless Displayには、入力遅延の懸念を軽減するためのゲーム専用設定を含む、多数の遅延設定も用意されているとのことです。デバイス間でゲームをストリーミングする性質上、多少の遅延は避けられませんが、ほとんどのゲーム環境では許容できるレベルになるはずです。
昨日のアップデートでは、Xbox Oneのサポートに加え、ピアツーピア接続ではなくWi-Fiネットワーク経由でのストリーミング機能も導入されました。これにより、アプリを使ってコンソールにゲームをストリーミングする場合でも、Surface Hub経由でデスクトップにアクセスする場合でも、応答性が向上するはずです。
このアプリは以前は「Connect on Windows」(マイクロソフトが名称を変更した理由は容易に想像できます)という名称で知られており、Microsoft Storeから入手できます。PCとXbox One間でゲームをストリーミングするには、当然ながら両方のデバイスにアプリをインストールする必要がありますが、追加のデバイスで設定することも可能です。
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