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Razer、黄色のメカニカルキーボードスイッチでリニア化を実現

Razer は独自のRazer Green (クリック式) スイッチと、それほどではないが静音の Orange スイッチを推進してきましたが、今度は直線的なアクションを求めるゲーマーにアピールするために Yellow スイッチを開発しました。

冒頭で述べたように、YellowスイッチはCherry MX RedスイッチやSpeedスイッチと同様にリニアスイッチです。Razerが独自のリニアスイッチを搭載していることは、全く驚くことではありません(むしろ、ずっと前から必要だったと言えるかもしれません)。しかし、以下の表に示すように、YellowスイッチはRedスイッチよりもSpeedスイッチとの共通点が多いように見えるのは注目に値します。

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ヘッダーセル - 列 0レイザーイエローチェリーMXレッドチェリーMXスピード
タイプリニア
アクチュエーションポイント1.2mm2mm1.2mm
総移動距離3.5mm4mm3.4mm
作動力45グラム
寿命8000万クリック5000万クリック

Razer YellowスイッチとCherry MX Speedスイッチはほぼ同じ仕様です。アクチュエーションポイントは同じで、フルトラベル距離も0.1mmしか離れていませんが、アクチュエーションフォースは同じです。確かにRazerスイッチのクリック耐久性は8000万回であるのに対し、Cherryスイッチは5000万回ですが、実用上はさほど大きな差ではありません。

これにより、Razer のデスクトップ用メカニカルスイッチは合計 3 つになります。

Razerには、ほぼメカニカルなメカメンブレンスイッチとウルトラロープロファイルスイッチももちろん搭載されています。しかし、メカメンブレンスイッチは基本的にメンブレンスイッチであり、真のメカニカルスイッチではありません。ウルトラロープロファイルスイッチはいずれデスクトップキーボードにも搭載されるようになると予想されますが、今のところはiPadキーボード(なんと!)Razer Blade Proノートパソコンに限られています

発売時には、黄色のスイッチは Razer の新しい BlackWidow Chroma V2 にのみ搭載されていますが、おそらく今後の Razer キーボードでは標準オプションになるでしょう。

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セス・コラナーは以前、トムズ・ハードウェアのニュースディレクターを務めていました。キーボード、バーチャルリアリティ、ウェアラブル機器を中心としたテクノロジーニュースを担当していました。