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PCIe 4.0がIntel Rocket Lake-Sプラットフォームで実際に動作している

長い間、Intelの新しいComet Lake-S CPUがPCI-Express 4.0をサポートすると期待されていましたが、Intelはその計画を撤回しました。その後、後継機であるRocket Lake-SがPCI-Express 4.0をサポートするのではないかと期待し始め、ついに希望が見えてきました。少なくともこれらのチップはPCIe 4.0を搭載すると予想されており、マザーボードベンダーもこのインターフェースをサポートするマザーボードを準備しています。

しかし、今のところ、実際にそうなるという具体的な証拠はなく、IntelがRocket Lake-SでPCIe 4.0を廃止する可能性も残っています。しかし今のところ、Gonzalo氏(Twitterでは@Tum_Apisak)がSiSoftwareのエントリを発見しており、そこにはRocket Lake-SシステムがPCI-Express 4.0インターフェースで動作している様子が確認できます。

(画像提供:SiSoftware)

というわけで、これがその正体です。こういったエントリは簡単には捏造できませんが、これはまさに私たちが待ち望んでいた証拠と言えるでしょう。PCIe 4.0で動作するグラフィックカードはまだ確認されていませんが、ストレージシステムとしてはかなり堅実なスタートを切っています。 

もちろん、Comet Lake-Sと同様に、計画が頓挫する可能性も依然として高いことを指摘しておかなければなりません。開発初期段階でうまくいったからといって、最終製品でも同じ状態が続くとは限りません。しかし、Rocket Lake-SでPCIe 4.0が動作しているという兆候が数多くあることを考えると、Intelが今回尻込みすることはないだろうという確信が持てます。 

Rocket Lake-Sプラットフォームは、Comet Lake-Sチップと同じZ490マザーボードに搭載される予定ですが、全く新しいアーキテクチャを採用しています。これは、IntelがTiger Lakeで採用しているWillow Coveアーキテクチャと同じですが、14nmプロセスにバックポートされています。これによりコア数は制限されます。Rocket Lake-Sは最大8コアと予想されていますが、5GHzまでブーストアップする様子も確認されています。新しいアーキテクチャと組み合わせることで、非常に安定したシングルコア性能が実現し、ゲーム機はまさにそれを求めています。

一方、Rocket Lake がいつ上陸するかはまだわかりませんが、かなり時間がかかることは予想できます。 

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Niels BroekhuijsenはTom's Hardware USの寄稿ライターです。ケース、水冷システム、PCの組み立てレビューを担当しています。