PCIe 4.0 SSDが2019年に初めて登場したとき、約5,000MBpsという驚異的な転送速度を愛好家にもたらしました。その後、SSDコントローラが成熟し、より高速なNANDが台頭するにつれ、最高クラスのPCIe 4.0 SSDは7,000MBpsのシーケンシャルリードの閾値を超え、インターフェースの理論上の限界に迫るようになりました。今、次世代のPCIe 5.0 SSDへの移行の時が来ています。ApacerはComputex 2022で、WCCFTechによると、PCIe 4.0 SSDのほぼ2倍の性能を実現する2つの製品を展示します。
Apacer AS2280F5 PCIe 5.0 SSDは、最大13,000MBpsのシーケンシャルリードと最大12,000MBpsのシーケンシャルライトを誇ります。さらに、ApacerはこのSSDに比較的強力なヒートシンクを採用し、5年間の保証が付いています。

ApacerのゲーミングブランドであるZadak TWSG5も、AS2280F5と同じ性能を備えています。ただし、TWSG5は2種類のヒートシンクオプションを提供しています。1つはApacerブランドのSSDに見られるような従来のアルミニウムデザイン、もう1つはロープロファイルシステムに対応する超薄型グラフェンヒートシンクです。さらに、Apacer AS2280F5と同様に、Zadak TWSG5には5年間の保証が付いています。
残念ながら、Apacerは読み取り/書き込みIOPSや耐久性に関する情報を提供していません。実際、SSDの容量や価格についても情報を提供していません。また、Apacerがどのコントローラを使用しているかは不明ですが、今後発売される多くのPCIe 5.0 SSDは新しいPhison E26コントローラを採用すると予想されます。
ただし、Apacerのこれらの新しいSSDは、第12世代Alder Lakeプロセッサ向けのIntel Z690チップセットを搭載したマザーボードと完全に互換性があることが分かっています。さらに、Zen 4 Ryzen 7000プロセッサ向けのAMD X670およびX670Eチップセットを搭載したマザーボードでもネイティブサポートされます。
AMD Ryzen 7000プロセッサの登場が間近に迫り、Intelも第13世代Raptor Lakeに向けて準備を進めていることから、今後数ヶ月の間にPCIe 5.0 SSDの発表が相次ぐと予想されます。そして、最先端PCにおけるDDR4メモリモジュールからDDR5メモリモジュールへの移行で見られたように、早期導入者は、現行のPCIe 4.0 SSDと比較して、その価格に驚くことになるでしょう。
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ブランドン・ヒルはTom's Hardwareのシニアエディターです。1990年代後半からAnandTech、DailyTech、Hot HardwareなどでPCとMacのテクノロジーに関する記事を執筆しています。テクノロジーニュースを大量に読んでいない時は、妻と二人の息子と共にノースカロライナ州の山やビーチで過ごしています。