
サンディスクは火曜日、業界初となる256TBのソリッドステートドライブ(SSD)を発表しました。このSSDは、最大限のストレージ密度を必要とするアプリケーション向けに設計されています。この新しいSSDは、大容量、高性能、そして高い信頼性を兼ね備えたドライブ向けに特別に設計された、全く新しいエンタープライズグレードのUltraQLCプラットフォームを採用しています。
サンディスクのUltraQLC 256TB NVMe SSDはU.2フォームファクターを採用し、同社独自の新マルチコアコントローラー、カスタムファームウェア、そして2TB BiCS8 3D QLC NANDメモリを搭載しています。256TBモデルに加え、同社は同じUltraQLCプラットフォームを採用したSN670 SSDも発表しました。
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ネイティブQLCプログラミングレイテンシは、擬似SLCと比較して大幅に高く(約800~1200µs、SLCは約200~300µs)、短時間のバーストでは、持続的なシーケンシャルスループットは擬似SLCキャッシュSSDよりも低くなります。しかし、制限のある擬似SLCキャッシュがないため、長時間の書き込みでもパフォーマンスは安定しており、書き込みに何時間もかかる大規模なAIデータセットにはメリットとなる可能性があります。また、Sandiskは大容量DRAMバッファとスマートマッピング、メモリデバイスとコントローラにおけるマルチプレーンおよびマルチダイ並列処理、そしてオーバープロビジョニングによって、低速書き込みを軽減できます(あくまで推測であることをご承知おきください)。
アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。