
VideoCardzの報道によると、GigabyteのB650(AM5)マザーボードの1つが、AMDの未発表(おそらく近々発売予定)のRyzen 9000GシリーズAPUのサポートを表明しました。これは、AMDの次期Ryzen 9000G APUが、既存の600シリーズおよび800シリーズマザーボードでサポートされる可能性が高いことを示唆しています。もちろん、必要なBIOSアップデートが必要です。とはいえ、名称、仕様、価格はまだ未定です。
AMDのRyzen 9000Gプロセッサについては、3月下旬に初めてリーク情報からGorgon Pointチップの採用が示唆されました。これらのAPUは、2024年1月に初登場したAMDの現行製品であるPhoenixベースのRyzen 8000Gシリーズの後継となります。搭載チップについては、Gorgon PointはStrix Point(Ryzen AI 300)のリフレッシュ版と噂されており、全般的に1桁程度の性能向上が見込まれているため、若干の違いがあります。
予想されるスペックとしては、最大12基のハイブリッドコア(Zen 5 x 4基 + Zen 5c x 8基)/ 24スレッド、RDNA 3.5ベースの16コンピュートユニット搭載グラフィックエンジン、そして50~55TOPSのAI性能を発揮するXDNA 2ベースのNPUを搭載する予定です。そのため、Copilot+搭載のデスクトップPC(バッジが重要)の候補に挙がるかもしれません。さらに、リーク情報によると、これらのプロセッサのリリース時期は2025年第4四半期とされていますが、これは数ヶ月先のことです。
Gorgon Pointには、以前のリーク情報によると複数の層(GorgonPoint1、GorgonPoint2、GorgonPoint3)があります。これらのダイの一部は、Krackan Pointシリコンとしてスタックの下位層で再利用される可能性があります。とはいえ、これは技術的なニュアンスの違いに過ぎず、これらのダイのほとんどは機能面で非常に類似しており、Phoenix1やPhoenix2(後者はNPUを搭載していなかった)とは異なります。このことから、AMDがKrackanをさらにNPU非搭載のダイまでスケールダウンするのか、それともモノリシックコア設計に移行するのかという疑問が生じます。
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ハッサム・ナシルは、長年の技術編集者兼ライターとしての経験を持つ、熱狂的なハードウェア愛好家です。CPUの詳細な比較やハードウェア全般のニュースを専門としています。仕事以外の時間は、常に進化を続けるカスタム水冷式ゲーミングマシンのためにチューブを曲げたり、趣味で最新のCPUやGPUのベンチマークテストを行ったりしています。