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追跡防止ユーティリティDoNotSpy11でWindows Copilotを無効化
マイクロソフトがWindows 11の発売日を予告
(画像提供:Microsoft)

トラッキング防止ユーティリティDoNotSpy11に新しいアップデートが配信され、MicrosoftのWindows 11およびEdgeブラウザの最新アップデートに含まれる様々な機能(Copilotを含む)を無効化できるようになりました。さらに、この新しいアップデートでは、Windows 11バージョン23H2も完全にサポートされています。

バージョン 1.2.0.0 の変更ログは非常に広範囲にわたりますが、最も注目すべき変更点としては、Microsoft の新しい AI アシスタント Copilot を無効にする機能、検索候補、Windows Indexer によるローカル閲覧データへのアクセスなどがあります。

アップデートの概要は次のとおりです。

  • Edge: Web 上の文章作成時に作成機能を無効にする
  • Edge: ページコンテンツへの Discover アクセスを無効にする
  • Edge: ページ内検索で関連一致を無効にする
  • Edge: テキスト予測を無効にする
  • Edge: 閲覧履歴のサムネイル画像を無効にする
  • プライバシー: スペルミスの自動修正を無効にする
  • プライバシー: スペルミスの強調表示を無効にする
  • プライバシー: タスクバーのコパイロットボタンを無効にする
  • 開始: アカウント関連の通知を表示しない
  • 開始: 最近追加したアプリを表示しない
  • Edge: 検索候補を無効にする (推奨ポリシーではなく必須ポリシーとして設定)
  • Edge: ショッピングを無効にする (推奨ポリシーではなく必須ポリシーとして設定)
  • Edge: 類似ページの提案を無効にする (推奨ポリシーではなく必須ポリシーとして設定)
  • Edge: データの同期を無効にする (推奨ポリシーではなく必須ポリシーとして設定)
  • プライバシー:ロック画面で情報、ヒント、チェックマークなどを無効にする
  • プライバシー: URL の SmartScreen フィルターを無効にする

DoNotSpy11は、Windows 10およびWindows 11におけるユーザーのプライバシー保護を目的としたサードパーティ製のトラッキング防止ユーティリティです。このユーティリティは、Windows 10/11に組み込まれているMicrosoftのテレメトリトラッカーのほとんどを無効化できるほか、EdgeやOfficeなどの様々なMicrosoftアプリケーションのトラッカーも無効化できます。また、スマートフォンのアプリ権限設定と同様に、Windows内でアプリがアクセスできる機能を制御することもできます。

Windowsのプライバシーは、Microsoftが最新のWindowsオペレーティングシステムで行っているテレメトリ追跡の量により、長年議論の的となってきました。Cortana(現在は廃止)やCopilotなどのAIアシスタント、そしてWindows 10および11に搭載されているパーソナライズ広告の導入により、Microsoftによる追跡の規模はますます拡大しています。

技術的には、MicrosoftはOS内でデータ追跡機能のほとんどを無効化できるようにしていますが、これは追跡が行われないことを保証するものではありません。DoNotSpy11を使用すると、ユーザーはバックグラウンドでどのアプリケーションがデータを追跡しているかをより詳細に把握できます。DoNotSpy11がWindows内に存在するすべての追跡プログラムを無効化できるかどうかは分かりませんが、少なくともMicrosoftがネイティブで許可している機能よりもはるかに多くの機能を無効化できます。

このツールは、ダウンロード数が 200 万回近くに達しており、プライバシーを懸念し、Microsoft にシステム上のテレメトリ データを記録したくないユーザーに最適です。

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Aaron Klotz 氏は Tom's Hardware の寄稿ライターであり、CPU やグラフィック カードなどのコンピューター ハードウェアに関するニュースを扱っています。