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クアルコムは、サウジアラビアのAIクラウドプロジェクトを皮切りに、データセンターCPU市場に再参入することを確認した。
クアルコムとHUMAINデータセンターの契約
(画像提供:クアルコム)

クアルコムは、長らく噂されていたデータセンター向けCPUの展開を、サウジアラビアの政府支援によるAIクラウドインフラプロジェクトと連携し、HUMAIN AIと提携して開始することを発表した。プレスリリースで同社は、サウジアラビアの公共投資基金(PIF)が支援する新興ベンチャー企業HUMAINと覚書を締結したと発表した。

この動きは、クアルコムが最初の失敗に終わった後、データセンターCPUの開発に回帰することを意味する。クアルコムは2017年にCentriqデータセンターCPUを開発したが、2019年にプロジェクトを中止したことで知られている。同社はその後、ArmベースのデータセンターCPUを設計していた新興企業Nuviaを買収した。クアルコムはこの技術をWindowsマシン向けのSnapdragonプロセッサに転用したが、Nuviaの技術を基盤としてデータセンターCPU市場に再参入するのではないかという憶測が絶えない。

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スティーブンはTom's Hardwareのニュースエディターです。テクノロジー業界を10年近く取材し、TechRadar、iMore、そしてAppleでも長年勤務してきました。サプライチェーンの噂、特許、訴訟など、コンシューマーテクノロジーの世界をあらゆる角度から取材してきました。仕事以外では、歴史に関する読書やビデオゲームを楽しんでいます。