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AMDの株価が急落、10年以上ぶりの1日当たりの下落

AMDは昨日、株式市場の引け後に四半期決算を発表しましたが、同社の株価は時間外取引でほぼ即座に急落し始めました。それから12時間後、AMDは過去12年間で最大の1日下落を記録しました。本稿執筆時点で、AMDの株価は24.38%下落し、1株当たり10.35ドルとなっています。これは、2005年1月11日に記録した26.2%の下落率に近い水準です。 

AMDはこれまで好調な1年を送っており(つい最近、330%の増益を記録しました)、株価は昨年4倍に上昇しました。AMDは予想通りの好業績を発表しましたが、予想を下回る利益率と比較的低い第2四半期の利益率ガイダンスを発表したことで、気まぐれな株式市場の影響を受けました。第2四半期の利益率は33%で、第1四半期の34%をわずかに下回る程度でした。

AMDは、収益が9億8,400万ドル(前年比18%増)、営業損失が2,900万ドル(前年比7,300万ドルから減少)となり、黒字回復に向けて着実に歩みを進めていると報告しました。また、RyzenとGPUの販売により、売上高が18%増加したことも発表しました。

注目すべきは、AMDがRyzenプロセッサを四半期のうちわずか1ヶ月間しか出荷しておらず、第2四半期にはVegaのリリースも予定していることです。AMDのNaplesプラットフォームも今後の成長に貢献すると予想され、収益性の高いデータセンター分野における市場シェアの拡大は、今後の成長の重要な原動力となるでしょう。AMDのRyzen 3プロセッサも今年後半に発売が予定されており、販売台数の増加に寄与する可能性があります。

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