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Linux Mintが最新のDebianベースのOSを発表

Linux Mint は、Debian ベースのオペレーティング システム Linux Mint Debian Edition (LMDE) の最新リリースを発表しました。コードネーム「Elsie」は、最新の Debian「Bullseye」リリースに基づいており、主流の Ubuntu ベースの Linux Mint の代替となります。 

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Linux Mintデスクトップ
(画像提供: Linux Mint)

コードネームElsieのLMDE 5は、Raspberry Pi OSが昨年(つい最近、Peppermint OSも同様に)非常に困難なアップグレードを成し遂げたDebian 11 Bullseyeをベースに作られています。しかし、これはRaspberry Piのものよりもはるかに幸運なプロジェクトのようです。UbuntuベースのMintと同じCinnamonデスクトップを搭載しながらも、CanonicalのOSで使用されているSnapコンテナ化されたソフトウェアパッケージは一切搭載されていません。代わりに、Flatpakアプリケーションマネージャと、Mozillaから直接提供されるネイティブFirefoxアプリを使用しています。DebianベースのOSであるLinux Mintには、ソフトウェアインストールを管理するためのAPT(Advanced Packaging Tool)も付属しています。

システム要件は控えめで、RAM 2GB(快適に動作させるには4GB)とディスク容量20GBが必要です。画面解像度は1024 x 768が推奨されますが、解像度の低いディスプレイでは、Altキーを押しながらウィンドウをドラッグして画面上に表示するという回避策があります。 

基盤となるアーキテクチャが何であれ、少なくともWindowsユーザーにとって、Mintはデスクトップ上で非常に使いやすいOSであることは否定できません。メニューとタスクバーの配置は馴染み深く、Spotifyやビデオコーデックなどのクローズドソースソフトウェアも利用可能で、UbuntuのSnapも必要に応じて利用できます。 

その他にも、GIMP、LibreOffice、Inkscapeといった定番ソフトウェアを含む、約3万パッケージという、お馴染みのLinuxソフトウェアが充実して揃っています。Mintは昨年15周年を迎えました。2006年2月、Linuxコミュニティに共通する問題への解決策を実装したいと考えたフランス人開発者、クレメント・ルフェーブル氏によって構想されました。最初のリリースはKubuntuをベースにしており、同年11月にはOSバージョン2.0上でGnomeデスクトップがリリースされました。

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イアン・エヴェンデンは、英国を拠点とするTom's Hardware USのニュースライターです。彼はどんなテーマでも執筆しますが、特にRaspberry PiとDIYロボットに関する記事が彼の目に留まることが多いようです。