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アポロコンピューティングが「真の次世代Amiga」を発表。FPGA搭載で新しい68080チップとの完全な下位互換性を約束

Apollo Computingは今週初め、「真の次世代Amiga」を一般向けに公開しました。ドイツのApollo Computingは、最先端のV4 AC68080 FPGAをはじめとする先進技術を搭載した、包括的な最新Amigaシステム「Apollo A6000」を発表しました。これにより、「史上最強のAmiga 68k互換機」となっています。

さらに、Apollo A6000 は Amiga A600 のかわいらしいレトロなスタイル (おそらくこのマシンの最高の機能) を維持し、目を見張るような技術仕様と内蔵のメカニカル キーボードによって強化されています。

アポロコンピュータハックトゥザフューチャー アミーガドイツ40周年記念ティーザー - YouTube アポロコンピュータハックトゥザフューチャー アミーガドイツ40周年記念ティーザー - YouTube

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ヴィンテージ・アミガ愛好家にとって、ApolloといえばAmiga A1200のトラップドア・アクセラレータ、そして最近ではCommodoreのレガシーマシン向けVampire FPGAアクセラレータボードを思い浮かべるかもしれません。過去10年間、ヴィンテージから最新までをカバーするFPGAテクノロジー分野で専門知識を蓄積してきたApolloは、ついにこの完全リマスター版マシンという節目に到達したようです。これはAmigaの40周年にふさわしい節目です。

では、Apollo A6000とは何でしょうか?スペック表は後ほどまとめますが、注目すべき点は、前述のAC68080 FPGA、かつてないほどのAmigaシステムRAM(高速RAMとチップRAM)、CFとデュアルSDスロットストレージ、SAGAチップセット、そして豊富な最新接続性と周辺機器ポートです。

Apollo A6000 次世代Amiga

同様のスタイルとフォームファクタを持つA600よりも404倍以上高速(画像提供:Apollo Computing)

特に注目すべきはAC68080 FPGAです。Apollo社によると、開発には10年を費やしたとのことです。AmigaチップセットとMotorola 68000シリーズCPUのリバースエンジニアリングを組み合わせることで、このプロセッサの開発に至りました。「Apollo Core」についてさらに詳しく知りたい方は、専用のウェブサイトをご覧ください。このリンク先では、高速でフル機能を備えた「AMMX」拡張FPGAの詳細な機能についてご覧いただけます。

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アポロA6000の仕様

プロセッサ

V4 AC68080 FPGA

チップセット

サガ

ラム

2GBの高速RAM、12MBのチップRAM

ストレージ

128GB CFカードとデュアルSDカードスロット

ポートとインターフェース

HDMI、5x USB(1つは電源用)、Maggie 3D-VFX RTGグラフィックス、イーサネット、マウス、ジョイスティック、IDE HDD、オプションのアナログ出力付きステレオオーディオ、JTAG、拡張ベイ

キーボード

ABSキャップとCherry MXスイッチを搭載したメカニカルキーボード

ソフトウェア

68K Apollo OS がインストールされており、「Amiga OS 3.x ソフトウェア、ゲーム、Atari、MacOS のタイトルを実行」

場合

色を選択できる3DプリントFDMケース

Apollo A6000 次世代Amiga

(画像提供:アポロコンピューティング)

Apollo Computer V4 A6000 68k Amiga互換コンピュータシステム製品公開 - YouTube Apollo Computer V4 A6000 68k Amiga互換コンピュータシステム製品公開 - YouTube

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残念ながら、Apollo A6000の価格と発売時期に関して残念なお知らせがあります。A6000には数々の優れたカスタムメイド技術が投入されているため、価格は1,000ドルを超えています。本国では、Apolloは発表から数時間以内に、コードネーム「ユニコーン」のファーストエディションを40台、1台960ユーロで販売しました。これをそのまま換算すると1,128ドルになりますが、ドイツの19%のVATを差し引き、米国の現地で適用される売上税を加算することで、最終的な価格をより正確に把握できます。

初回生産分40台を幸運にもご購入いただいた方は、まもなく納車されます。初回生産分を逃してしまった方は、次回生産分に関する情報を上記のリンクからご確認ください。ApolloのDiscordサーバーでは、次回生産分の詳細とオプションは9月26日(金)に公開されるとのことです。

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新しい Amiga が出るまで 30 年以上も待ちます...

予算が少ないAmigaハードウェアファンには、Retro GamesのA1200もご期待ください。このフルサイズのAmiga A1200風マシンは、10月に正式発表予定です。

一方、コモドール社の新オーナーも、Amiga風の新しいコンピュータの開発に取り組んでいると考えられています。CEOのペリ・フラクティック氏は、8月のビデオ速報で、ベテランのAmigaエンジニアとのコラボレーションと、野心的な製品ロードマップを予告しました。

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マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。