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Intel SSDは144層QLCフラッシュに移行、OptaneはPCIe 4.0に対応

(画像クレジット:Shutterstock)

Intelは最近、CPU部門でComet Lake-Sを発表し話題を呼んでいますが、メモリソリューション部門からは沈黙を守っています。しかし、Blocks & FilesがIntelの次世代SSD(第2世代Optane SSDを含む)に関する計画について情報を入手したため、状況は変わりそうです。

NANDの現在のトレンドに沿って、Intelはフラッシュメモリを144層に積層しています。この技術はKeystone Harborというコードネームで呼ばれ、これをベースにしたSSDは2021年に発売される予定です。 

しかし、IntelのSSD計画は高層化だけに留まりません。Block & Filesによると、IntelはPLCと呼ばれるセルあたり5ビットのSSD技術も開発中です。現時点では詳細はほとんど明らかにされていません。

インテルがメモリセルを最大144層まで積層する手法は、サムスンの積層型NANDの開発と似ています。サムスンは「ダブルスタック」技術を用いた160層NANDの開発を加速させていると報じられています。中国企業のYMTCも、独自の「Xtacking 2.0」アーキテクチャを用いて128層QLC NANDを製造しています。

Intel Optane が PCIe 4.0 に対応

Optaneに関しては、Intelは3D XPointストレージアクセラレータで大きな進歩を遂げています。第2世代Optane SSDは2層メモリを搭載し、新しいコントローラーはSSDとPC間のデータ転送にPCIe 4.0インターフェースを提供し、帯域幅を大幅に向上させます。現在のOptane SSDは最大1.5TBの容量で提供されており、層数を2倍にすることで容量も2倍になると予想されています。

新しい Optane SSD はコード名 Alder Stream で知られていますが、名前の類似性が、今から 2 世代後の CPU に登場すると予想される Alder Lake-S CPU と何らかの関係があるかどうかは定かではありません。

第 2 世代 Optane 製品については、Intel が正式発表を行う 6 月中に詳細が明らかになると予想されます。

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