Raspberry Piは素晴らしい教育ツールであることが証明されています。とはいえ、この人気のシングルボードコンピュータを使えば、プログラミング以外にも多くのことを教えることができます。メーカー兼開発者のオスカー・ジュリアン・ペルドモ・チャリー氏は、Raspberry Piを使って「Robins」というロボット犬を開発し、聴覚障害のある子供たちのスペイン語学習を支援する教材として活用しています。
この名前は、スペイン語で「聴覚障害児のためのインタラクティブロボット」を意味する「robot interactivo para niños sordos」に由来しています。この犬は、柔らかくふわふわした外見と、Raspberry Piで操作できる3Dプリント製のフレームを備えています。また、タッチスクリーンインターフェースも搭載されており、子供たちはスペイン語学習のための様々なゲームやアクティビティを楽しむことができます。
Robinsには、人工知能を搭載した2台のOAK-Dカメラが搭載されています。1台は手話を解釈し、もう1台はアクティビティ中にユーザーの表情をモニタリングして様々な感情を察知します。また、Robinsはユーザーの進捗状況に応じて、口、目、眉毛を動かしてリアルタイムで表情を表現することも可能です。
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ロボットのフレームは3Dプリントが可能で、Hacksterのプロジェクトページからダウンロードして改造することができます。Robinsを動かすメインボードはRaspberry Pi 4Bです。目はLCDスクリーンで作られており、Robinsはより生き生きとした表情で反応することができます。
このプロジェクトは聴覚障害のある子どもたちを対象としているため、アクティビティは言語学習の中でも特に読み書きを中心とした側面に重点を置いています。綴りや文法にも配慮しながら、子どもたちの語彙力強化を支援することを目的としています。アクティビティに音声は必要ありません。
Raspberry Piがあらゆる分野の人々の役に立つことを、私たちは常に楽しみにしています。全体として、これは聴覚障害者コミュニティ向けに設計された多くのユニークな機能を備えた素晴らしい製品です。このRaspberry Piプロジェクトについて詳しく知りたい方は、Hacksterのオリジナルプロジェクトページをご覧ください。また、YouTubeで動作デモ動画もご覧いただけます。
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