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巨大なファンの中心で空冷するように設計されたPC - 遠心力はそれを許さない
苏打baka's Fan PC Build uploaded to the Bilibili video streaming service.
苏打bakaさんのファンPCビルドがBilibili動画ストリーミングサービスにアップロードされました。 (画像提供: Bilibili.comのSodabakaさん)

中国の動画共有プラットフォーム「ビリビリ」に、ユーザー「苏打baka」が、真のファンPCの組み立て、反復作業、そして運用を紹介する長編動画を投稿しました。ファンPCとは、ケースファンを模した巨大な箱型ファンの中央にPC全体を組み込んだものです。この動画デモは、実際に動作するミニPCプロジェクトと誤解しないでください。また、PC冷却に関するアドバイスを提供するものでもありません。

苏打bakaの名前は、中国語の「ソーダ」と日本語の「baka」(愚か者)を組み合わせたもので、意味合いに応じて「Sodabaka」「Sodafool​​」「Soda-foolish」などと訳すことができます。ここではSodabakaを使います。このプロジェクト以外にも、彼らはBilibiliチャンネルでPCハードウェアやゲームを中心としたコンテンツを数多く配信しています。

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Shots of the Fan PC build from throughout the original video.
(画像クレジット: Bilibili の苏打バカ)

さて、問題のPCビルドの詳細についてもう少しお話ししましょう。Sodabakaは、古いIntel Sandybridge時代のMini ITXマザーボードを取り出し、回転するファンを取り付けた状態で動作テストを行いました。 

最初の試みでは、小型のCPUヒートシンクが使用されましたが、回転中でもシステムを十分に冷却できず、テストではプロセッサが100℃に達することが示されました。しかし、これは、PCをファンの中心で激しく回転させても問題なく動作できるという概念実証としては機能しました。

そこで、ファン搭載PCの最終テストに移る際、Sodabakaはさらに大型のパッシブ空冷クーラーを使用しました。PCの最終テストに、PC全体を回転させるファンの回転速度を徐々に上げていくテストが含まれていなければ、これは良いアイデアだったかもしれません。ファン搭載PCのより強力なクーラーバージョンは確かに機能しているように見えましたが、基本的な機能に関しては、最終テストは惨憺たる結果に終わりました。

それで何が起こったのでしょうか?静電気が溜まってPCがショートしたのでしょうか?幸いなことに、それほど平凡なものではありません。ファン付きPCは徐々に高速回転でテストされ、ついには元の動画の最後の瞬間に、重いクーラーがPCから激しく投げ飛ばされるという事態に陥りました。Sodabaka氏がデモ動画の大部分で暴動鎮圧用の盾の後ろに隠れていたのも無理はありません。

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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。