AMD Ryzen 7 5700U(@TUM_APISAK経由)がAshes of the Singularityの投稿で登場しました。モデル名から、このチップがRyzen 4000シリーズ(コードネームRenoir)APUの後継となるAMDの次世代ラインナップに属することがほぼ明らかです。
Ryzen 7 5700Uがどこに属するかは現時点では謎ですが、2つの候補が浮上しています。1つはルシエンヌ、もう1つはセザンヌです。AMDが有名画家の姓をプロセッサのコードネームに好んで使用していることはよく知られており、チップメーカーの選定からヒントが得られることもあります。
ちょっと調べてみると、ルシエンヌ自身も芸術家だったことが分かりますが、さらに重要なのは、彼女がピエール=オーギュスト・ルノワールとフレデリック・ヴァレ=ビソンの秘蔵の子供だったということです。ルシエンヌとルノワールの繋がりを考えると、AMDのコードネーム「ルシエンヌ」APUはルノワールの派生版である可能性が高いと考えられます。もしそうだとすれば、ルシエンヌは引き続きZen 2コアとVegaグラフィックスを搭載しているはずです。一方、Zen 3コアを搭載しながらもVegaエンジンを維持すると噂されているCezanneもあります。
提出資料によると、Ryzen 7 5700Uは8コア16スレッドを搭載しています。一見すると、既存のRyzen 7 4700Uの直接の後継機のように見えますが、実際にはそうではないようです。
Ryzen 7 4700Uは確かにオクタコアチップですが、同時マルチスレッド(SMT)には対応していません。一方、Ryzen 7 4800Uは8コア16スレッド設計であるため、Ryzen 7 5700UはRyzen 7 4700UよりもRyzen 7 4800Uに近いと言えます。しかし、AMDがRyzen 7 5700Uでフル構成をアンロックしたように見えるのは興味深い点です。
匿名の提出者は、Vulkan APIの1080p LowプリセットでRyzen 7 5700UをAshes of the Singularityでテストしました。残念ながら、これらのパラメータに一致するRyzen 7 4800UまたはRyzen 7 4700Uの提出データは存在しないため、完全な比較は不可能でした。さらに、Ashes of the Singularityの提出データではプロセッサのクロック速度は公開されていません。今のところ、AMDのRyzen 5000シリーズAPUがもたらす可能性のあるパフォーマンス向上を垣間見るには、新たなリークを待つしかありません。
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Zhiye Liuは、Tom's Hardwareのニュース編集者、メモリレビュアー、そしてSSDテスターです。ハードウェア全般を愛していますが、特にCPU、GPU、そしてRAMには強いこだわりを持っています。