エプソンは、Moverio ARスマートグラスがOSVRプラットフォームに対応したことを発表しました。エプソンはSensicsと協力し、エプソンのハードウェアと既存のOSVRソフトウェアエコシステムとの互換性を確保するソフトウェアプラグインを開発しました。
エプソンのOSVRプラグインは、ソフトウェア開発者が既存のソフトウェアにMoverio ARスマートグラスのサポートを容易に統合できるようにします。OSVRミドルウェアは、エプソンのハードウェアとUnityなどの一般的な開発プラットフォームとの間に互換性レイヤーを構築します。また、OSVRプラグインは、エプソンのスマートグラスと、位置追跡センサーやハンドヘルド入力デバイスなどのサードパーティ製周辺機器やアクセサリとの互換性も実現します。さらに、OSVR Protectorシャペロンシステムなどの既存のOSVR対応ソフトウェアとの互換性も実現します。
「エプソンとセンシックス社の今回の提携により、OSVR開発者は既存のゲームやアプリをエプソンのMoverio拡張現実スマートグラスに簡単に移植できるようになり、既存のMoverio開発者には豊富な新しいコンテンツを構築するための強力な新しいツールとリソースが提供されます」とエプソンアメリカの拡張現実ソリューション担当テクニカルプロダクトマネージャー、レオン・ラルー氏は述べた。
エプソンの現行スマートグラス「Moverio BT300」は、2年以上前のIntel Atom x5 SoCを搭載していますが、どのOSVRコンテンツが動作するのかはまだ分かりません。近々発売されるAR/VRデバイスは、通常、Qualcommの最新かつ最高峰のプロセッサ「Snapdragon 835 VR」を搭載しています。しかし、エプソンは来週のCESで何かホットな新製品を用意しているかもしれません。エプソンがMoverio BT300のプロトタイプを発表してから2年、さらにその約2年前にはMoverio BT200が発売されていました。特に急速に進歩する拡張現実(AR)の世界では、そろそろリフレッシュが必要な時期と言えるでしょう。
Epson Moverio OSVRプラグインはGitHubから無料で入手できます。また、Epsonは開発者の作業開始を支援するドキュメントとサンプルも提供しています。
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