
昨日、著名な独立系オープンソース開発者のDontStealMacOSY氏がTwitterで、独自のXG_Mobile_StationドキュメントをGitHubに公開しました。このドキュメントには、AsusのXG Mobileコネクタをリバースエンジニアリングし、Asus ROG AllyおよびROG Flow用のオープンソースGPUドッキングステーションを作成した詳細な手順が記載されています。また、XGポートを搭載していなかったオリジナルのXG Station Proのドロップインアップグレードとしても使用できます。
eGPUドッキングソリューションには、基本的なUSBが最下位に転落し、高帯域幅で低レイテンシのOCuLinkなどのソリューションがThunderboltよりも優位に立つという、よく知られた序列があります。しかし、AsusのXG Mobileインターフェースなどの独自ソリューションもかなり高性能な傾向があります。デバイスによっては、eGPUはこうした独自ソリューションと併用するのが最適(または唯一)です。これが対象とする最近の2つのAsusデバイス、ROG AllyとROG Flowの場合、どちらのデバイスもより高速なOCuLinkコネクタ(約16 GB/秒)をサポートしていませんが、独自のXGコネクタ(約8 GB/秒)をサポートしている点は注目に値します。これは、ROG Flowではx8レーン、ROG Allyではx4レーンのPCIe Gen 3に近似しています。
Osy氏がGitHubに投稿した公式開発日記によると、このプロジェクトはROG Flow X13の回路図の発見に触発されたとのことです。この回路図には、XG Mobileコネクタのピン配置リストと、Asusから個別に販売されているケーブルの存在が記載されていました。入手できた情報をもとに、Osy氏は3つの専用ボードコネクタ(8ピン1つ、40ピン2つ)の出所を突き止め、各パーツを使ってXG Mobileケーブルを自作する必要があることを確認しました。XG Mobileケーブルは無料で購入可能でした。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。