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Raspberry Pi Picoプロジェクトはどんなギター弦でも自動でチューニングします

音楽は数学的な要素が強いため、多くのMakerが音楽関連の問題を解決するためにRaspberry Piをベースに独自のソリューションを開発するのは当然のことです。本日は、Guyrandy Jean-Gilles氏による、問題解決に優れた鋭いアイデアをご紹介します。ペグを回すのにうんざりしたJean-Gilles氏は、Raspberry Pi Picoを搭載した自動ギターチューナーを独自に開発することにしました。

このプロジェクトのデザインは、 Band Industries社のRoadie 3オートチューナーにインスピレーションを得ています。しかし、ジャン=ジル氏の作品は、カスタムメイドの3Dプリントシェルに収められており、より手頃な価格の最終製品となるよう、ゼロから構築されています。

Jean-Gilles氏は、このプロジェクトをオープンソースとして公開し、再現に興味のある方のために尽力してくれました。3Dプリンターと筐体用のフィラメントを除く、製作に必要なすべての部品リストを公開しています。チューナーはRaspberry Pi Pico上に構築されています。ペグを回すにはGM11a DCモーターを使用します。弦のチューニング時に音を聴くために、エレクトレットマイク(Jean-Gilles氏はMAX4466のゲイン調整機能付きと指定)を使用します。また、ボタン、8方向回転スイング、L293DデュアルHブリッジ、LED、Adafruit Powerboost 1000cモジュールも必要です。

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ラズベリーパイ
(画像提供:ギランディ・ジャン=ジル)

チューナーをチューニングしたい弦のペグに直接置きます。チューナーのボタンを押し続けるとマイクが起動します。弦を弾くと、チューナーはペグを自動的に回転させ、弦の音がチューニングされたと判断するとLEDが緑色に点滅します。

Raspberry Piを使った最高のプロジェクトは自宅で作れるものだとよく言われますが、これはまさにその一つです。Picoを搭載したこの自動ギターチューナーの仕組みを詳しく知りたい方は、GitLabの公式プロジェクトページをご覧ください。すべてのソースコードと、シェルを印刷するための3Dプリンター用ファイルも掲載されています。

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