AAM - 自動音響管理分析
速い vs. 静か
UltraATA/100またはシリアルATAインターフェースを搭載したすべてのハードドライブには、自動音響管理機能(AAM)が搭載されていますが、この機能にアクセスして設定を変更するにはソフトウェアツールが必要です。AAMでは、最大パフォーマンスから最小ノイズまで、様々な値を個別に設定できますが、多くのツールではドライブを「高速」または「静音」の2つのモードのいずれかに設定することしかできません。ハードドライブのアクセスが集中すると電力消費量が増えるため、アクセスパターンを緩めることで消費電力を削減できる可能性があります。アクセスノイズを低減する鍵は、読み取り/書き込みヘッドの加速と減速をスムーズにすることです。
パフォーマンス第一
弊社の知る限り、ほとんどのハードドライブは静音動作用に事前設定されておらず、高速モードを使用しています。弊社が受領し、3.5インチHDDパフォーマンスチャートに掲載するためにベンチマークテストを行ったドライブのほとんどは、高速モードに設定されていました。設定されていないドライブは、弊社スタッフが手動で「高速」に設定しました。SiSoft Sandraなどの分析ツールを使用する以外に、現在どのモードが有効になっているかを確実に判断する方法はありません。パフォーマンスの違いを明らかにするには、かなりのワークロードやベンチマークが必要となるためです。熱心なマニアであれば、ノイズレベルに基づいて静音モードを判別できるかもしれませんが、そのためにも違いを把握する必要があります。
とはいえ、ベンチマークセクションでご覧いただけるように、モード間の違いは顕著です。そのため、システムの動作を本当に静かにしたい場合を除き、静音モードの使用はお勧めしません。ハードドライブがシステムノイズに想像以上に大きく影響する理由について、後ほど詳しく説明します。
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