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マイクロソフト、Windows 10 2019年5月アップデートがインストールできない理由を説明

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マイクロソフトは5月21日にWindows 10 May 2019 Updateをリリースしましたが、誰もがインストールできるわけではありません。ZDNetとWindows Latestによると、マイクロソフトは一部のユーザーに対し、なぜシステムが最新バージョンのWindows 10にアップグレードできないのかを通知し始めたようです。まあ、そんな感じですね。 

マイクロソフトは、Windows 10 May 2019 Update の展開方法について特に慎重な姿勢をとってきました。Windows 10 October 2018 Update は深刻な技術的問題を抱えていたため、1月まで多くのユーザーに届かず、ほぼ必然的な対応でした。その過ちを繰り返すのではなく、最新のアップデートは段階的にリリースすることを当初から想定していました。これにより、マイクロソフトは問題が深刻化する前に対応できる時間を確保できたのです。

同社は6月18日、機械学習を用いてWindows 10の2019年5月アップデートを新規ユーザーに自動配信すると発表した。対応システムを持つユーザーにはアップデートのインストールを促すメッセージが表示されたが、非対応システムを持つユーザーにはインストールを強制する措置が取られた。ZDNetによると、マイクロソフトはアップデートをインストールできないユーザーに、以下のメッセージを表示することで、より詳しい情報を提供するとしている。

Windows 10 の 2019 年 5 月のアップデートがまもなく配信されます。このアップデートは対応デバイスに提供されていますが、お使いのデバイスはまだ対応していません。デバイスの準備が整い次第、このページにアップデート情報が表示されます。現時点では何もする必要はありません。

マイクロソフトの広報担当者がZDNetに語ったように、「Windowsアップデートプロセスの品質と透明性を向上させる」ための取り組みは称賛に値します。繰り返しになりますが、Windows 10 October 2018 Update、そしてそれ以降にリリースされた複数の累積アップデートで発生した問題により、Windows 10 May 2019 Updateのスムーズな展開がこれまで以上に重要になっています。アップデートを特定のデバイスに限定することは理にかなっています。

残念ながら、このメッセージは答えよりも多くの疑問を生じさせています。この表現は、アップデートが特定のシステムをサポートしていないというよりも、ユーザーのデバイスが準備できていないという責任転嫁をしているように聞こえます。

では、デバイスがアップデートに対応しているかどうかを確認するにはどうすればいいのでしょうか? ええ、何もする必要はありません。「現時点では何もする必要はありません」ということは、「この問題を解決できない」という意味でもあります。

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