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Orange Piは、Ryzen 7840U搭載の携帯型ゲーム機「Orange Pi Neo」で携帯型PC市場に参入した。
Orange Pi Neo とその 2 つのカラーバリエーションの公式製品レンダリング。
Orange Pi Neoとその2つのカラーバリエーションの公式製品レンダリング。 (画像提供: Orange Pi、Manjaro)

ROG AllyをはじめとするRadeon 780M搭載ハンドヘルドPCのラインナップがますます充実する中、Orange Pi NeoがハイエンドハンドヘルドPCのライバルとして参戦しました[h/t VideoCardz]。Allyと同じiGPUと7インチ画面、そして競合ハンドヘルドPCと同じ7840U CPU(Allyはほぼ同等のZ1 Extremeを搭載)を搭載しているため、Steam Deckと比べてパフォーマンス面で大きな優位性があります。Steam Deckは、低解像度スケールやFPS制限、あるいはその両方を備えた多くの最新タイトルをプレイできます。

Orange Piの過去のデバイスとは異なり、Orange Pi NeoはRaspberry Piの代替品ではありません。むしろ、スペックを考慮するとおそらく600ドルから1000ドルの価格帯のハンドヘルドPCという競争の激しい市場に参入することになります。そこでは、Steam Deck OLEDの美しいディスプレイと、OLEDの代わりに鮮明さは維持するものの精度は劣るIPSパネルを搭載した、より高性能なRadeon 780MハンドヘルドPCのどちらかを選ぶことになるでしょう。

ManjaroのOrange Pi Neoページに記載されているその他の仕様は、アナログスティックのRGBライティング、1080pクラス(厳密には1200p)の120Hzディスプレイ、16GB LPDDR5 RAM(初期構成)など、私たちが期待していたものとほぼ一致しています。Allyの16GB 6400 MT/s RAMと比較すると、Orange Pi Neoの初期構成16GBは実際には7500 MT/sと高速で、32GB構成まで拡張可能です。

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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。