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Valve Adaptive Quality Rendering が Unity VR 開発者向けに利用可能に
Valveがバーチャルリアリティに力を入れていることは周知の事実です。同社はHTC Viveを実現したバーチャルリアリティプラットフォーム、SteamVRを開発しました。そして今年初め、ValveはPCが許容できるVR体験を提供できる能力を評価するベンチマークツール(SteamVRパフォーマンステスト)をリリースしました。このテストの特徴は、シーン(The Labより)のグラフィック忠実度を動的に調整し、GPUがフレームレートを90fps、遅延を11ms以下に保つことができるかどうかをチェックするという点です。
Valveは現在、このアダプティブスケーリング技術を「The Lab Renderer」としてUnity開発者に提供しています。Valveはこの技術をUnityアセットストアで公開しており、The Labのレンダリングに使用されたスクリプトとシェーダーが含まれています。「The Lab Renderer」とそのソースコードはすべて無料で入手できます。
Unity 開発者は Valve の Adaptive Quality システムを自身の作品に実装できるようになりました。その結果、低電力のグラフィック システムでも、このテクノロジを利用するサードパーティ VR ゲームで VR サポートを利用できるようになる可能性が高まります。
Lab Rendererパッケージは現在利用可能です。ご利用にはUnity 5.4.b15以降が必要です。
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