
長年にわたり、動物のためのRaspberry Piプロジェクトには数多く出会ってきました。科学界の専門家がRaspberry Piを使ってクマの個体数をモニタリングしているのを見たり、Ryder Damen氏がRaspberry Piを使ったペット検出器の作り方ガイドを公開したりした例もあります。しかし今日は、猫に関するものをご紹介できることを嬉しく思います。メーカー兼開発者のMichael Suguitan氏が、 CatBotと呼ぶ優れた野良猫モニターを開発しました。
このシステムの機能はシンプルですが、設計はかなり複雑で、ボーナス機能も備わっています。Pi Zeroに接続されたカメラで、Suguitanが近くの野良猫のために用意したキャットフードのボウルを監視します。猫が検出されると、Piは画像を撮影し、事前に設定された番号にテキストメッセージで送信します。
これだけでも素晴らしいのですが、さらに素晴らしいことがあります。キャットフードは鳥を引き寄せます。見た目は美しく注目に値するものの、食べてしまうと危険な場合があります。この問題に対処するため、Suguitan氏は鳥を監視する機能を追加しました。鳥を検知すると、Piはアクチュエータを使って窓を叩きます。
画像
1
の
3

カメラモニターに電力を供給するメインボードはRaspberry Pi Zeroですが、このセットアップで使用されているPiはこれだけではありません。Suguitan氏は、Pi Zeroと連携し、プロジェクトの画像認識処理を担当するために、Raspberry Pi 5も追加しました。このPi 5は、Twilioを使ったテキストメッセージの送信も担っています。
Pi ZeroはFlaskサーバーを実行し、Pi 5との通信を可能にしています。一方、シンプルなPythonスクリプトはカメラ入力を処理しています。Suguitan氏はこのプロジェクトを完全にオープンソース化してくれたので、Pi 5とPi ZeroのソースコードはすべてGitHubで閲覧可能です。
この Raspberry Pi プロジェクトの実際の様子を詳しく知りたい場合は、Michael Suguitan の Web サイトに掲載されている詳細な構築ガイドを読み、YouTube で鳥忌避剤のデモ ビデオを視聴してください。
Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。
アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。