Raspberry Piコンピュートモジュールはどれも素晴らしいのですが、設計上、ビデオ出力やその他のポートなど、シングルボードコンピュータに通常備わっている機能がいくつか欠けています。これは、産業用途向けに設計されており、CNX Softwareが指摘したように、タイで発売されたこの新しいキャリアボードのようなカスタム設計されたPCBに差し込む必要があるためです。
Compute Module 4は、ポート数を削減するだけでなく、Pi 4のUSB 3.0サブシステム全体をPCIe Gen 2(Raspberry Pi Foundationのキャリアボードでは1xスロットとして提供)に置き換え、容量を調整可能なeMMCフラッシュストレージを追加しています。また、RAM容量、ストレージ容量、ワイヤレス接続機能が異なる32種類のバージョンが用意されています。これらのボードは、あらゆるDIYプロジェクトに活用できます。
CNX Softwareによると、このボードはタイ国内からのみオンラインで購入できますが、他国への発送はメールで手配可能です。ボードにはMicro SDインターフェースが搭載されていないため、eMMCフラッシュを搭載したコンピュートモジュールのいずれかが必要になります。また、動作環境やコンピューティング負荷によっては、冷却機能も追加する必要があるでしょう。Mini PCIeスロット、Micro SD、WAN接続用のMicro SIM/eSIM、その他いくつかの機能を搭載した別バージョンのボードも開発中です。
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イアン・エヴェンデンは、英国を拠点とするTom's Hardware USのニュースライターです。彼はどんなテーマでも執筆しますが、特にRaspberry PiとDIYロボットに関する記事が彼の目に留まることが多いようです。