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ノートパソコンとデータセンターの需要が好調でNANDフラッシュの売上高が10%増加

NANDフラッシュは、半導体チップの中でも最も重要かつ需要の高いチップの一つです。世界中のシステムを支え、誰もが高速かつ大容量でデータを保存できるようにしています。本日、TrendForceはNANDフラッシュメーカーの第2四半期の売上高を分析したレポートを発表しました。このレポートでは、ノートパソコンやデータセンター市場からの需要の増加が示されています。

TrendForceによると、NANDフラッシュの需要は非常に高く、2021年第1四半期と比較して、今年の第2四半期の全体的な成長率は10.8%となりました。レポートが示唆するように、需要を牽引したのは主にノートパソコンとデータセンターという2つの要因です。 

2021年第2四半期のNANDフラッシュ売上高

(画像提供:TrendForce)

上の表は、Micron、SK Hynix、Samsung、Western Digital(WDC)、Kioxia、IntelといったNANDフラッシュメモリサプライヤーの売上高と市場シェアを示しています。これらのサプライヤーのほぼすべてがNANDフラッシュメモリ事業の売上高を伸ばしていますが、Intelは前四半期比で0.8%の微減となりました。

それでも、第 3 四半期およびそれ以降の期間の市場見通しは、ノートブック セグメント、特にデータ センターにとって有望であり、Intel および AMD サーバー プロセッサの今後のリリースによって新しいプロセッサの採用が急増し、エンタープライズ SSD などの付随するストレージ ソリューションの需要が増加すると予想されます。

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