
DIY(Do It Yourself)PC市場でAMDがIntelに追いつきつつあるという証拠は、ここしばらく積み重なってきました。AmazonやNeweggでは、RyzenプロセッサがIntelと並んでベストセラーとして頻繁に取り上げられており、Ryzenは様々な価格帯のレビューでよく推奨されています。そしておそらく最も重要なのは、販売情報を公開しているウェブサイトの販売数が、AMDの売上増加とIntelの売上減少を反映していることです。

2018年後半のMindfactoryの売上高を見ると、AMDは販売台数で市場の大部分を占めていますが、収益ではIntelをわずかにリードしています。これは、AMDのCPUが一般的にはるかに安価であるためです。カスタム市場におけるAMDの勝利は、IntelのCPU不足と、AMDはIntelよりも優れた価値を提供しているという強い認識(レビュー担当者からのRyzenへの一般的な称賛)に帰着すると考えられます。AMDのミッドレンジRyzen 5 2600は、ドイツで圧倒的に最も人気のある製品です。一方、IntelのベストセラーはハイエンドのCore i7-8700Kで、その他のハイエンドKシリーズCPUがそれに続きます。
しかし、これらの売上は、デスクトップ市場全体におけるAMDのシェアの大きな増加を意味するものではありません。2018年第4四半期時点で、AMDのデスクトップ市場シェアはわずか15.8%で、前年比3.8%の増加にとどまっています。この増加は、AMDがDIY PC市場でのシェア拡大によるところが大きいと考えられますが、自作PCを組み立てる人は市場全体から見てごく一部です。とはいえ、多くの愛好家がAMDのハードウェアを購入することは、ブランド認知度と口コミ効果を高める上で重要です。AMDがヨーロッパのDIY市場で優位に立っていることから、他の地域もすぐに追随する可能性があります。
このストーリーについてコメントしたいですか?Tom's Hardwareフォーラムでご意見をお聞かせください。
Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。
マシュー・コナッツァーは、Tom's Hardware USのフリーランスライターです。CPU、GPU、SSD、そしてコンピューター全般に関する記事を執筆しています。