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サムスン、元AMDのシニア開発者を起用し、CPUコアの社内開発を加速と報道(更新)

2023年3月7日 03:53 PT更新:

サムスンはTom's Hardwareに対し、CPU開発チームと計画に関する現状を明らかにするための声明を発表しました。「サムスンがCPUコア開発専用の社内チームを設立したという最近のメディア報道は事実ではありません」とサムスンの担当者は述べています。「報道とは異なり、当社は長年にわたりCPUの開発と最適化を担当する複数の社内チームを擁し、関連分野からグローバルな人材を継続的に採用してきました。」

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サムスンのCPU開発

(画像提供:サムスン)

Armアーキテクチャを採用せず、かつ競争力を維持したCPUコアを設計することは、Samsungにとって大きな課題となるでしょう。しかし、Samsungがクリアしなければならないハードルはそれだけではありません。ソフトウェアの互換性の問題にも対処する必要があります。また、AppleがIntelからApple Siliconに移行した時のように、移行期間をスムーズにするために、アーキテクチャの性能向上を遅らせるエミュレーションレイヤーのようなものをサポートする必要があるかもしれません。

Samsungの「独自の」CPU設計が全く新しいアーキテクチャではなく、RISC-Vコアを採用している場合、予想されるソフトウェアの問題の一部は軽減される可能性があります。例えば、Googleは今年初めにRISC-Vアーキテクチャプロセッサの公式サポートを既に発表しています。MicrosoftのWindows OSをArmおよびx86以外のノートPC製品に搭載するのは、また別の課題となるでしょう。