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AMD、Linuxドライバパッチ搭載の新型Vega 10 & 20 IDを発表

出典: AMD

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AMDは、Radeon RX Vega 10およびRadeon RX Vega 20グラフィックステクノロジーを搭載した新製品を誤って公開した可能性があります。同社はRadeonSI MesaおよびAMDKFD/AMDGPUカーネルドライバーに新しいPCI IDのパッチを適用しましたが、その他の変更はパッチに含まれていませんでした。

Phoronixによると、このパッチによりVega 10向けに6つの新しいID(0x6869、0x686A、0x686B、0x686D、0x686E、0x686F)が追加されたとのことです。これらの新しいIDは、以前はmacOS MojaveのアップデートとGPUOpenのGFX9パーツリストでのみ参照されていました。これは、AMDが新しいVega 10製品を早期に導入する予定であることを意味する可能性がありますが、リリースまでまだ時間がかかる新​​製品を社内でテストしている可能性もあるでしょう。

Vega 20に関しては、あまりニュースはありませんでした。Phoronix社は、以前のパッチで追加された5つのIDに加えて、新しいID(0x66A4)を1つ発見しました。これは特に驚くべきことではありません。Vega 10は現在、同社のノートパソコン向け統合型グラフィックスカードに使用されており、Vega 20は11月のNext Horizo​​nイベントで発表されたRadeon Instinct MI60とMI50でデビューしたからです。また、新型MacBook Proではオプションのアップグレードとして提供されています。

AMDがグラフィックス関連の何かに取り組んでいることは明らかです。同社は最近、Vega 2グラフィックス用と思われるロゴの商標登録を申請しました。また、10月にはCEOのリサ・スー氏がバロンズ誌に対し、AMDはグラフィックス市場における競争力を維持すると明言しました。しかし、具体的にどのように競争力を維持する予定なのか、例えば次世代のNaviアーキテクチャを採用するかどうかなどについては言及しませんでした。そのため、現時点ではVega 2が答えなのかもしれません。

今のところ、AMDのLinuxドライバにこれらのIDが追加されたことは、新製品のリリースが間近に迫っていることを示唆しているのかもしれませんし、あるいは単に同社が次の計画に向けた社内テストに移行しただけなのかもしれません。業界関係者の多くがCESなどのコンベンションに集まる中、あるいはホリデーシーズン後の人々の期待を少しでも高めようとあらゆるニュースに飛びつく中で、新年には同社から新たな情報が聞けるかもしれません。

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