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AcerのPredator X323QXは16:9のゲーミング解像度を5K、144Hzで実現
エイサー プレデター X323QX
(画像提供:Acer)

CESが迫る中、各メーカーが次々と新しいゲーミングモニターを発表しています。AcerもこのCESに参戦します。31.5インチのゲーミングモニター、Predator X323QXは、NVIDIAのG-Sync Pulsarテクノロジー(アダプティブオーバードライブとパルス変調を組み合わせることで、鮮明度を向上させ、モーションブラーを軽減する)に対応しています。さらにユニークなのは、このモニターが16:9のアスペクト比で5K解像度を実現している点です。これは、4K以上の解像度で一般的に見られるウルトラワイドパネルとは異なります。

Predator X323QXは、ハイエンドゲーミングモニターでますます一般的になりつつあるOLEDパネルではなく、実績のあるIPS技術を採用しています。10ビットパネルは5120 x 2880の解像度を誇り、グレーからグレーへの応答時間は0.5ミリ秒です。最大リフレッシュレートは144Hzで、AcerによるとHDMI 2.1またはDisplayPort 1.4インターフェース経由でネイティブ解像度でこのリフレッシュレートを実現できるとのことです。

Acer Predator X323QX の仕様

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パネルタイプIPS
画面サイズ/アスペクト比31.5インチ / 16:9
最大解像度とリフレッシュレート5120 x 2880 @ 144 Hz Nvidia G-Sync対応
ネイティブカラー深度10ビット
応答時間(GTG)0.5ミリ秒
明るさ(メーカー)350 nits(標準)
コントラスト(メーカー)1,000:1
講演者2 x 2W
ビデオ入力ディスプレイポート 1.4 x 1、HDMI 2.1 x 2

このモニターのコントラスト比は1,000:1で、IPSパネルとしては平均的な数値です。最大輝度は350nitsに達します。Acerは、このモニターがDCI-P3カラースペースの95%とsRGBの99%をカバーしていると主張しています。

冒頭でも触れられているように、Predator X323QXはNvidia G-Sync Pulsarテクノロジーに対応しています。G-Sync Pulsarは昨年のCESで発表されたもので、アダプティブオーバードライブとパルス変調を組み合わせることで、ゲーム中の鮮明度を向上させ、モーションブラーを軽減します(モーションの鮮明度は最大4倍向上します)。Acerは最近発売されたPredator XB273U F5で既にこの機能を導入しており、今後は他のハイエンドゲーミングモニターにも展開していく予定です。

Predator X323QXには、HDMI 2.1ポートが2つとDisplayPort 1.4ポートが1つ搭載されていることも特筆すべき点です。チルト、スイベル、高さ調節が可能です。また、2ワットのスピーカーが2つ内蔵されていますが、この画面の画質に匹敵する音質を求めるなら、 最高級のPCスピーカーが必要になります。

Predator X323QX は 2025 年第 3 四半期に登場し、価格は発売が近づいた時点で発表される予定です。

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ブランドン・ヒルはTom's Hardwareのシニアエディターです。1990年代後半からAnandTech、DailyTech、Hot HardwareなどでPCとMacのテクノロジーに関する記事を執筆しています。テクノロジーニュースを大量に読んでいない時は、妻と二人の息子と共にノースカロライナ州の山やビーチで過ごしています。