ASRockは、Intel Pentium J2900プロセッサを搭載した2種類の新しいマザーボードを発表しました。これは消費電力が非常に少ないBay Trailプロセッサです。どちらのマザーボードもパッシブ冷却方式で、同じプロセッサを搭載していますが、類似点はそれだけです。Q2900-ITXはMini-ITXボード、Q2900MはMicro-ATXボードです。
IntelのJ2900 Bay Trailプロセッサは、ハイパースレッディング非対応のクアッドコアプロセッサです。クロック速度は2.41GHzに設定されていますが、熱容量に余裕があれば最大2.66GHzまでバーストアップできます。Intel HD Graphicsを搭載しており、コアは688MHzで動作し、ダイナミックブーストにより最大896MHzまで駆動可能です。このプロセッサは22nmリソグラフィプロセスで製造され、最大10Wの消費電力を誇ります。そのため、この小型マザーボードではパッシブ冷却が可能です。
Q2900-ITXには、PCI-Express 1xスロットが1基とDDR3 SO-DIMMスロットが2基のみ搭載されています。ストレージ接続用には、SATA3 (6 Gbps) ポートが2基、SATA2 (3 Gbps) ポートが2基、そしてワイヤレス無線LANを設置できるMini-PCI-Expressポートが1基あります。I/O接続は、レガシーPS/2ポート2基、VGA、DVI、HDMI、USB 2.0ポート2基、USB 3.0ポート2基、ギガビットイーサネット、8チャンネルHDオーディオ、光TOSLINK出力1基でサポートされます。
Micro-ATX Q2900Mには、PCI-Express x16スロットが1基とPCI-Express x1スロットが2基あります。メモリスロットはフルサイズで、ボード上にはSATA3(6Gbps)ポートが2基しかありません。背面のI/OコネクタはUSB 3.0ポートが1基のみで、オーディオはステレオのみという点を除けば、Q2900Mと同じです。
これらの仕様に基づくと、Mini-ITX ボードはホームシアターでの使用も可能な家庭での使用に特化しており、Micro-ATX ボードはシンプルなオフィス PC 向けであると言えます。
価格や入手可能時期についてはまだ発表されていません。
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