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Ryzen 3000がドイツの小売店でAMDのCPU販売と収益を倍増

クレジット: AMD

(画像提供:AMD)

Mindfactory.de はドイツで最も人気のある PC ハードウェア小売業者の 1 つです。同社の CPU 販売データは全世界の販売構成を反映しているわけではありませんが、Intel や AMD が成長しているか縮小しているか、各ベンダーの最も人気のある CPU は何かなど、CPU 市場の変化についての洞察を提供します。

Mindfactory の最新データによると、7 月 7 日にリリースされた AMD の最新 Ryzen 3000 シリーズにより、ドイツの小売業者において AMD が圧倒的に優れた CPU 販売業者となったことが示されています。AMD の 7 月の売上高と総収益はともに 6 月と比較して 2 倍になりました。

クレジット: Mindfactory.de

(画像提供:Mindfactory.de)

AMDは長年、MindfactoryでIntelよりも多くのCPUを販売してきましたが、価格設定の低さから、AMDの収益はIntelとほぼ同程度でした。しかし、Ryzen 3000がついに発売されると、AMDは6月にCPU販売数の68%を占め、売上高はIntelと同額でしたが、7月にはCPU販売数の79%を占め、売上高はIntelの3倍にまで伸びました。これは、Ryzen 3000への高い需要(7月にAMDがMindfactoryで販売したCPUの半数以上を占めた)と、Ryzen 3000が前世代の2000シリーズに比べて大幅に高価格だったことが要因です。

Ryzen 3000は、Intel CPU、さらには前世代のRyzen 2000シリーズの需要に影響を与えていないようです。むしろ、Ryzen 3000は、Ryzen 2000やIntelの第8世代、第9世代プロセッサの購入に興味がなかった消費者を引き付けたようです。Mindfactoryの売上高は、7月以降、ユニット数と現金の両方で劇的に増加しています。

7月から8月にかけて売上高と収益は大幅に減少しましたが、AMDは販売台数と収益の両方で依然として圧倒的な勝利を収めています。これはほぼ完全にRyzen 3000によるものですが、旧型の2000シリーズも依然としてAMDの売上高と収益の大きな部分を占めています。3700Xと3900X(それぞれRyzen 3000シリーズで1位と3位)の品薄が顕著になっていることを考えると、AMDが対応できる以上の需要がまだある可能性があります。 

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