MicrosoftのEdge向けRAMリミッターが、ブラウザの最新ベータ版125で利用可能になりました。この新機能により、ユーザーはEdgeのRAM消費量を完全に制御し、パフォーマンス向上やバッテリー寿命の延長を実現できます。
EdgeのRAM制限機能は、1か月以上前にMicrosoft Edge Canaryチャネルで導入されました。その後、MicrosoftはすべてのEdgeユーザーにリリースする前に、いくつかのバグを修正するため、この機能はベータチャネルに移行されました。
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EdgeのRAMリミッターについては、Canaryチャネルでテストされていた当時から変更はありません。新しいメモリ管理ユーティリティは、Edgeの効率設定メニューに初めて追加されたツールで、ブラウザのリソース消費量をユーザーが直接手動で制御できるようになります。RAMリミッターを有効にすると、ゲーム中に適用したり、Edgeのメモリ使用量を抑えるために継続的に有効化したりできます。
メモリ制限はスライダーで設定でき、ユーザーは好みに合わせて調整できます。RAMスライダーは1GBから始まり、システムの物理メモリ容量まで1GB単位で調整できます。さらに、MicrosoftはEdgeの「ブラウザの基本情報」サイドバーにRAM消費量監視ツールを追加し、ユーザーはEdgeのメモリ消費量をいつでも簡単に確認できるようになりました。
明らかに、Edge のメモリ アクセス可能性を低下させるとパフォーマンスに影響が出る可能性があるため、ユーザーは容量を低く設定しすぎないようにする必要があります。容量が低すぎると、Edge の実行速度が遅くなります。
新しいRAMリミッターとMicrosoftの既存のパフォーマンス向上機能により、Edgeはブラウザのパフォーマンスフットプリントに関して最も柔軟なブラウザの一つとなっています。EdgeはChromeと同様にメモリとCPUリソースを大量に消費しますが、RAMリミッターとMicrosoftの豊富な効率化設定を調整することで、Edgeの大きなフットプリントを大幅に削減できます。Googleのブラウザは大量のメモリを消費することで悪名高いため、これらの機能のいくつかが将来Chromeにも導入されることを期待しています。RAMリミッターを採用しているブラウザとして、他に私たちが知る限りOpera GXブラウザしかありません。
新しいRAMリミッターは、メモリに余裕のあるハイエンドマシンではそれほど役に立ちませんが、1ギガバイトでも無駄にしたくない8GBのノートパソコンやデスクトップパソコンなどのローエンドマシンにはメリットがあります。Microsoftが今後も開発ペースを速めれば、来月にはRAMリミッターが正式リリースされる可能性もあるでしょう。
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