
2月20日、The Registerは読者のブライアン・レッドベター氏から、IBM / Microsoft OS/2ソフトウェア開発キットのプレリリース版をeBayで購入したという連絡を受けました。具体的には「バージョン2.0 プレリリース2(プレリリース1ユーザー向け)」で、最初の出品者はthe.collectionistというeBayユーザーで、これまでにも他のレアなソフトウェアを販売しています。
eBayの元の出品と最終価格650ドル(2回の入札後)によると、the.collectionistは売上金の20%をインターネット・アーカイブに寄付するとのこと。過去の販売実績から判断すると、ソフトウェアの歴史保存に同様に尽力していると思われる彼にとって、これは賢明な判断と言えるでしょう。さらに、OS/2の研究者で試してみたい方は、アーカイブから入手することも可能です。念のため言っておきます。
おそらくこの記事を Windows PC または Android スマートフォンで読んでいると思うので、状況がどうなったかはおわかりでしょう。Microsoft は長い間、PC OS 市場を独占してきました。
もちろん、IBMはPC市場で依然としてかなり重要な存在です。初期のOSの開発や、オリジナルの「ThinkPad」ラップトップデザインなどのハードウェアの製造において重要な役割を果たし、その後PC部門をLenovoに売却したIBMにとって、IBM抜きの現在の市場を想像するのは難しいでしょう。
2024年4月15日までにこの記事を読んでいて、OS/2コンピューティングの歴史を掘り下げたい方は、Hobbes OS/2アーカイブもぜひチェックしてみてください。Hobbes OS/2アーカイブはOS/2ソフトウェアの保存期間としては最長寿ですが、ついに時代の流れに追いつき、4月に閉鎖される予定です。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。