HTC Viveは本日、バーチャルリアリティ(VR)アプリやゲームに無制限にアクセスできるサブスクリプションサービス「Viveport Infinity」を4月2日より月額12.99ドル、または年間99ドルで提供開始すると発表しました。早期導入者は2019年中、月額8.99ドルからご利用いただけます。
Viveport Infinityは、発売時点で600タイトル以上のライブラリを誇り、今後さらに多くのタイトルがリリースされる予定で、加入者には様々な特典も提供されます。Viveport Infinityは、HTC ViveおよびVive Proヘッドセット、Oculus Rift、そしてWaveプラットフォームをベースに構築された「あらゆるスタンドアロンヘッドセット」を含むHTC Vive製品と互換性があります。
Viveport Infinity加入者向けのその他の特典には、毎月初めにViveportの10%割引クーポン、無料タイトル、週末セール、そして非加入者には提供されない「刷新されたViveport Videoアプリケーション」へのアクセスなどがあります。これは、VR版Netflixにリワードプログラムが加わったようなものです。
4 月 2 日のリリース前に無料トライアルにサインアップするか、すでに Viveport の加入者である場合は、2019 年末まで 8.99 ドルを支払うことになります。そのため、このサービスに興味のある方は早めにサインアップすることを検討したほうがよいかもしれません。
HTC Vive はまた、4 月 2 日から 7 日まで、Viveport ストアで 100 タイトル以上のセールを実施し、サブスクリプション サービスの開始を祝う予定です。
この発表は、Microsoft、Apple、Amazon、Googleといった多くの企業が同様のサービスを導入する予定だという噂を受けてのものです。誰もが自社の市場向けのNetflixを目指しており、HTC ViveはVR対応製品であるため、Viveport Infinityのような製品で「VR向けNetflix」を実現するのは理にかなっています。
しかし、HTC Viveはサブスクリプションサービスに初めて参入したわけではありません。同社は2017年4月に、コンテンツ配信プラットフォーム「Viveport」に月額サブスクリプションオプションを導入しました。しかし、このサービスはアクセスできるコンテンツと利用頻度に制限がありました。Viveport Infinityは、これらの制限を両方とも解消します。
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同社はまた、開発者との収益分配を、他のサブスクリプションプラットフォームでも採用されている標準的な70%/30%(開発者に有利)から、より開発者に有利な80/20に変更している。