Asus は、AMD グラフィック カードの全ラインナップにまったく新しいアイデンティティを導入し、レッド チーム GPU シリーズを「Arez」と呼ぶことを発表しました。
Arezブランドは、Dual、Strix、Phoenix、Expeditionシリーズなど、一部のグラフィックカードに使用されているお馴染みのRepublic of Gamers(ROG)の名称に取って代わるものです。28種類の新しいArezカードは、既存のASUS製品と違いはなく、各モデルは既存のROGブランドカードをAMD GPUに置き換えただけのようです。ASUSは実質的に、箱に新しい名前とロゴを貼り付けたと言えるでしょう。
この新しいブランド名は、AsusがNvidiaのGPPプログラムに参加したことの表れと言えるかもしれません。このプログラムでは、参加するOEMメーカーは、自社のゲーミングブランドをGeForceブランドのみに統一するよう義務付けられていると報じられています。ROGブランドはNvidia GPU専用と思われているため、新しいArezカードがこうした潜在的な提携の直接的な結果(そして抜け穴)ではないとは言い難いでしょう。Gigabyteなどの他の企業も、AMDブランドの新しいグラフィックカード製品で同様の措置を講じています(Gigabyteは、RX 580搭載版のGaming Box外付けグラフィックエンクロージャからAorusブランドを削除しました)。しかし、Asusはさらに一歩進んで、AMDグラフィックカードに全く新しいアイデンティティを確立しました。
AMD 自身も、AIB パートナー数社が Radeon 製品の新ブランドを発表すると発表しました (Nvidia の GPP プログラムに直接対応するものとみられます)。また、Asus の新しい戦争の神にインスパイアされた Arez ブランドと合わせて、グラフィック カードの覇権を争うグリーン チームとレッド チームの間で、おなじみの戦いが繰り広げられているように感じます。
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デレク・フォレストはTom's Hardwareのフリーランスライターとして活躍していました。ゲーミングデスクトップとノートパソコンを中心に、ハードウェアのニュースやレビューを執筆していました。