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SK Hynix、初のJEDEC準拠DDR5 RAMを開発

クレジット: SKハイニックス

(画像提供:SK Hynix)

SK Hynixは本日、業界初となるJEDECメモリ規格に準拠したDDR5 DRAMを開発したと発表しました。他のメーカーが先にDDR5の開発を発表していた可能性はありますが、それらの企業はDDR5規格が最終決定される前から開発に着手していました。

仕様

SK Hynix 初の DDR5 チップは容量が 16 Gビット (または 2 GB) で、同社が最近開発した 1Ynm 8Gb DDR4 DRAM に使用されたものと同じ 1Ynm プロセス技術を採用しています。

SKハイニックスは、動作電圧を1.2Vから1.1Vに下げることに成功し、新しいプロセスと組み合わせることで、同社の従来のDDR4チップと比較して消費電力を30パーセント削減できたと発表した。

新製品は5,200Mbpsのデータ転送速度をサポートしており、これは前世代の3,200Mbpsのデータ転送速度よりも60%高速です。つまり、チップは毎秒41.6GBのデータを処理できることになります。

DDR5 DRAMが登場

DDR5 DRAM はもうすぐ登場し、ほとんどの DRAM 開発者は 2020 年までに製品を出荷することを約束しています。ただし、2019 年にいくつかの DDR5 チップが登場したとしても、モバイルやデスクトップの CPU も DDR5 のサポートを開始する 2020 年までは、少なくとも大量生産されない可能性があります。

SK HynixのDDR5製品の入手可能性について、同社副社長兼量産製品設計責任者のJoohwan Cho氏は声明で次のように述べた。

SKハイニックスは、「業界初となるDDR5 DRAMがJEDEC規格に適合した技術進歩を基に、DDR5市場が立ち上がると予想される2020年から量産を開始し、顧客の要望に積極的に応えていく計画だ」としている。

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SKハイニックスは、JEDECのDDR5規格に準拠し、メモリバンクを2倍(16から32)にしたサーバーおよびPCプラットフォーム向けのレジスタード・デュアル・インライン・メモリ・モジュール(RDIMM)およびUDIMM(アンバッファードDIMM)技術を「大手チップセットメーカー」に提供したと発表した。

SK Hynixの発表で引用されたIDCのデータによると、DDR5 DRAMの需要は2021年までにDRAM市場全体の25%、2022年までに44%に達すると予想されている。