AMD CEOのリサ・スー博士がCES 2019で基調講演を行うと、同イベントが本日発表した。
最初の基調講演、7nmへの最初の取り組み
今回の発表は、AMDがCESで基調講演を行う初めての機会となります。基調講演の栄誉は通常、画期的な新技術や新製品を発表する企業に与えられるものであり、AMDはまさにそのような企業を毎年恒例のラスベガスのイベントに持ち込むようです。同社はCESで7nmプロセスの新製品を初公開すると発表しており、その一部は既に発表済みです(例えば、来年のグラフィックス市場に大きな影響を与える可能性のあるNaviアーキテクチャなど)。しかし、AMDはCESに新しいグラフィックスカードだけを出展するわけではないことも示唆しています。
「2019年にAMDは世界初の7nm高性能CPUとGPUによりコンピューティング、ゲーム、視覚化技術を飛躍的に前進させます」と発表では述べられている。
このことから、AMDも7nm CPUチップを生産中であると断言できます。Computex 2018で同社が7nm EPYCプロセッサを披露した時点で既にこの事実は明らかでしたが、それ以降AMDはこのCPUについて沈黙を守ってきました。そして今、この新しいプロセッサが今年1月に正式にデビューする可能性があるようです。
第3世代Ryzen CPU?
7nm EPYC CPUの存在は確認できているものの、AMDが新しいクライアント向けプロセッサ製品の発売準備を進めている可能性は否定できません。「Zen 2」という用語が最近インターネット上で頻繁に出回っており、第三世代Ryzen CPU製品が開発中だという根拠のない噂も数多く流れています。これはあくまで噂ですが、AMDが7nm製造ノードに向けて全力で取り組んでいることを考えると、2019年にはゲーマーにとってコンシューマーグレードのAMD CPUの選択肢が増える可能性も否定できないでしょう。
CES 2019は1月8日から11日まで開催され、AMDの基調講演は1月9日午前9時(太平洋時間)にベネチアン・パラッツォ・ボールルームで行われます。
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デレク・フォレストはTom's Hardwareのフリーランスライターとして活躍していました。ゲーミングデスクトップとノートパソコンを中心に、ハードウェアのニュースやレビューを執筆していました。