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マイクロソフト、Windows Defenderの重大なバグを修正

クレジット: Michael Traitov / Shutterstock

(画像クレジット:マイケル・トレイトフ/Shutterstock)

Microsoftは本日、セキュリティユーティリティ「Windows Defender」の重大な脆弱性を修正しました。ZDNetによると、この問題により、特定のマルウェアスキャンが数分後に失敗する問題が発生しました。ZDNetは、Redditなどのソーシャルプラットフォームやテクニカルサポートサイトでこの問題の報告を確認しています。これらのスキャンの失敗により、Windowsユーザーは、本来であればOSにウイルス対策ソリューションが組み込まれていて安全であるはずなのに、攻撃に対して脆弱な状態に陥る可能性がありました。

これはMicrosoftのトレンドになっています。Surfaceデバイスのワイヤレス接続を改善することを目的としたアップデートが、実際には一部のネットワークへの接続を妨げてしまいました。CPU使用率の上昇につながる「SearchUI.exe」のバグを修正した結果、Windowsデスクトップサーチが機能しなくなり、検索機能の修正を目的としたアップデートも見事に失敗しました。ユーザーからは、このアップデートによってアクションセンターなどのWindows 10エクスペリエンスのコア部分にさらなる問題が発生したという報告が寄せられています。

現時点では、この問題がWindowsチームに限定されていることを願っています。なぜなら、もしMicrosoft社内の医療スタッフにまで影響が出たら、社員は健康上の問題を隠そうとするかもしれません。肘の痛み?腕の骨折なら何とかなるかもしれません。鼻水?まあ、鼻は過大評価されているでしょう?少なくとも、重要なアップデートを誰かがアップデートしようとしたせいで、Windowsシステムだけが感染の危険にさらされるという事態にはならないでしょう。

朗報としては、Microsoftが今朝リリースしたWindows Defenderウイルス対策のセキュリティインテリジェンス更新プログラムKB2267602(バージョン1.301.1684.0)でこの問題が修正されたと発表しました。しかし正直なところ、今となっては、この更新プログラムのせいでさらに深刻な事態が発生したことを誰かが知るのを待っている状態です。このような事態が何度も繰り返されると、Windowsユーザーはソフトウェアのアップデートを真剣に疑うようになるでしょう。

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