以前、Raspberry Pi を使った作品を紹介したウクライナのメーカー Dr2mod が、Raspberry Pi Zero W を使って空襲警報サイレン モニターを開発しました。このシンプルな Pi プロジェクトでは、SBC と電子インク ディスプレイを使った視覚出力により、ウクライナの空襲警報サイレンに関する重要なデータをリアルタイムで提供します。
Dr2mod氏がRaspberry Piを使った監視システムに取り組んだのは今回が初めてではありません。彼は最近、ユーザーの位置情報に基づいて太陽の位置を予測し、そのデータを電子インクディスプレイに出力するRaspberry Pi Picoを搭載した太陽追跡装置を開発しました。また、Raspberry Piを搭載したSDR飛行機モニターも開発し、飛行データをWaveshareのLCDディスプレイにリアルタイムで中継しました。しかし、これは彼がこれまでに開発したRaspberry Pi監視システムの中でも、間違いなく最も重要なものの一つと言えるでしょう。
このモニターは、フルサイズのRaspberry Piよりも消費電力が少なく、ワイヤレス機能も備えたRaspberry Pi Zero Wをベースに構築されています。ただし、Raspberry Pi 3 B+またはRaspberry Pi 4でも同様に動作します。ディスプレイは、Raspberry Piに取り付けるために特別に設計されたWaveshare製の2.13インチe-Ink HATです。
Dr2modによると、空襲警報サイレンの作動を判断するために使用されるデータはTelegramから取得されます。指定されたTelegramチャンネルを通じて空襲警報サイレンの確認メッセージが送信されると、e-Inkディスプレイが自動的に更新されます。
このRaspberry Piプロジェクトは、誰でも自分で作ってみたいという方のために完全にオープンソースです。始めるには、GitHubでプロジェクトをチェックして、セットアップ方法や開始方法を詳しく確認するのが一番です。今後のRaspberry Piプロジェクトやこのプロジェクトの最新情報については、Dr2modをフォローしてください。
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