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Raspberry Piで作るDIYシンセサイザー

(画像提供:ナイルズ・フロム)

Raspberry Piを使った楽しい音楽プロジェクトをお探しなら、Pi搭載のグラニュラーシンセ「 noLoop」をチェックしてみてください。工業デザイナーのNiles Fromm氏がデザインしたこのシンセは、Raspberry Piをベースに構築され、ビジュアル出力用のスクリーンを備えた手作りのケースを備えています。

(画像提供:ナイルズ・フロム)

noLoopのRaspberry Piは、Pythonプログラミング言語とPure Dataを使用しています。Pure Dataは、デジタルまたは物理的(ハードウェア入力経由)で制御可能なカスタムサウンドを作成するためのシンセソフトウェアです。ビジュアルディスプレイには、元々ビデオゲーム開発用に開発されたPythonモジュールであるPyGameで設計されたユーザーインターフェースが搭載されています。このディスプレイでは、現在のオーディオ出力のリアルタイムの視覚的フィードバックが得られます。

このシンセサイザーは4つの独立したグラニュラーオーディオサンプルを備えており、スイッチを使って各サンプルをフィルタリング、ランダマイズ、チョップすることができます。Frommは、ボリューム、パン、メトロノームの値などを調整するために、一連のノブを使用することにしました。ボリュームなど、全体的な調整のためのマスターノブもいくつかあります。

(画像提供:ナイルズ・フロム)

このプロジェクトを自分で再現したいなら、幸運です。Fromm氏はGitHubでカスタムパッチファイルを公開しており、Pure Dataのセットアップに必要なすべての情報を提供しています。作成プロセスの詳細を確認し、独自のカスタムデザインを改良することもできます。

noLoopにはいくつかのアップデートが予定されています。Fromm氏はリアルタイム音声合成用のプログラミング言語であるSuperColliderに強い関心を示しており、新機能の統合を希望しています。今後の取り組みやプロジェクトについては、彼のウェブサイトをご覧ください。

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アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。