53
インテル、AIワークロード向けGPU「Falcon Shores」を廃止 ― 後継は「Jaguar Shores」へ
ファルコンショアーズ
(画像提供:Intel)

インテルは木曜日、AIおよびHPCアプリケーション向けGPU「Falcon Shores」を市場投入せず、後継機(コードネーム「Jaguar Shores」)のハードウェアおよびソフトウェア基盤を開発するための社内テスト用プロセッサとして留まると発表しました。これは驚くべき展開です。この決定により、公表されたソフトウェア問題の影響で普及が低迷していたGaudi 3プロセッサが、今後2年間のAIアプリケーション向けソリューションとして唯一実現可能な選択肢となります。一方、インテルはラックスケールソリューションの開発にも取り組みます。これは、AIの巨人NVIDIAに対抗できる唯一の真の手段です。

「先月、Falcon Shoresに対する期待を少し抑えたとお伝えしたことを多くの方がご存知でしょう」と、暫定共同CEOのミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏は木曜日の決算説明会で述べた。「業界からのフィードバックに基づき、Falcon Shoresを社内テストチップとして活用することを決定しました。市場には投入しませんが、Jaguar Shoresと共同でラックスケールのシステムレベルソリューションを開発し、AIデータセンターをより広範囲にカバーする取り組みを支援していきます。」 

どうやら、Intel は慎重に検討した結果、Falcon Shores を商業的にリリースせず、会社の評判に傷をつける可能性のある未完成の製品を商業的にリリースするのではなく、ハードウェアとソフトウェアを完成させるための社内開発のみに使用することに決めたようです。 

Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。

アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。