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液冷式XFX RX 6900 XT Zero WBは3GHzを超える可能性

AMDのRadeon RX 6900 XTは既に素晴らしいパフォーマンスを発揮しており、最高峰のグラフィックカード(いまだに簡単には購入できないもの)の一つに数えられています。その一部は、AMDのRDNA 2アーキテクチャの優れたクロックによるものです。XFXはEK Water Blocksと提携し、3.0GHzを超えるオーバークロック性能を約束するXFX Radeon RX 6900 XT Zero WBグラフィックカードを開発しました。

XFXは、AMDのNavi 21 XTXH GPUを搭載したカスタムPCBを採用し、カスタムウォーターブロックと組み合わせました。このカードは出荷時のベースクロックが2200MHz、ブースト周波数が2525MHzで、リファレンスカードのブースト周波数2250MHzから12%向上しています。XFXによると、オーバークロック時には3000MHzを超えるクロックに達するとされていますが、その情報は非常に曖昧で、持続周波数なのかピーク周波数なのかは明記されていません。

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XFX Radeon RX 6900 XT Zero WB グラフィックスカード
(画像提供:XFX)

XFXは、スロベニアの冷却専門企業EK Water Blocksと提携し、Zero WBグラフィックスカードを開発しました。ニッケルメッキ銅製のコールドプレートには透明アクリルが使用され、冷却液を光らせるRGBライティングが施されています。また、レーザー刻印されたXロゴも特徴です。このデザインは、Asus ROG Strix LC、MSI Seahawk、EVGA Hybridカードのようなオールインワン水冷クーラーではありません。独自のカスタム水冷ループが必要になるため、実際の冷却性能は具体的な構成に大きく左右されます。

XFXはこのカードの価格や発売時期についてはまだ明らかにしていませんが、カードの数は少なく、価格も高騰すると予想されます。当社のGPU価格インデックスによると、RX 6900 XTのeBay平均価格は1,620ドルですが、これはどのカードでも同じで、2週間で販売されたのはわずか64台でした。カスタム液冷カードなどのHalo製品は、簡単に2,000ドル以上になることもあります。

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