
聖杯、契約の箱、水晶の頭蓋骨、そしてRaspberry Pi Pico WのBluetooth。これらの待望の最新版が、少なくとも開発者にとってはついに利用可能になりました。昨年6月に発売された6ドルのPico Wマイクロコントローラは、内蔵Wi-Fi 4で皆を驚かせましたが、ボードに搭載されているInfineon CYW43439無線チップに内蔵されているBluetooth無線が使えないことに開発者たちは失望しました。
Bluetoothサポートの登場は以前から噂されていましたが、金曜日の時点で公式Raspberry Pi Pico SDKがBluetoothに対応しました。Raspberry PiのGithubリポジトリで入手可能なSDK 1.5.0には、BTstackの新しいBluetooth APIが追加されています。
SDK リリース ノートによると、次のライブラリがサポートされています。
- ブルートゥースLE
- Bluetoothクラシック
- Bluetooth サブバンドコーディング (SBC) エンコーダーとデコーダー
- Bluetooth ネットワーク カプセル化プロトコル (BNEP)
- FreeRTOS で LwIP を使用した Bluetooth ネットワーク カプセル化プロトコル (BNEP)
SDKはCまたはC++プログラミング用に作成されているため、Pico WをSDKでプログラミングする場合は、これらの言語を使用する必要があります。環境の設定方法と開始方法については、Githubページをご覧ください。
Pico Wのプログラミングには、CircuitPythonかMIcroPythonを使うのが理想的です。どちらも扱いがはるかに簡単です。特にCircuitPythonは、Picoやその他のRP2040搭載マイクロコントローラーをマウスやキーボードなどのHIDデバイスに変換するためのサポートを内蔵しています。公式SDKにBluetoothサポートが追加されたので、これらの言語にもBluetoothサポートが追加されるかもしれません。
Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。
Avram Piltchは特別プロジェクト担当の編集長です。仕事で最新ガジェットをいじったり、展示会でVRヘルメットを装着したりしていない時は、スマートフォンのルート化、PCの分解、プラグインのコーディングなどに取り組んでいます。技術的な知識とテストへの情熱を活かし、Avramはノートパソコンのバッテリーテストをはじめ、数多くの実環境ベンチマークを開発しました。