Googleは昨年1月、米国および海外の一部の教室にタブレットとGoogle Cardboardハードウェアを提供する「Google Expeditions」というパイロットプログラムを開始しましたが、これはほんの始まりに過ぎませんでした。ハイエンドVRハードウェアが容易に入手できるようになった今、少なくとも1社が、Cardboardビューアーの性能を超える小学生向けの教育体験を開発しています。
「バーチャルリアリティを通して生徒たちが科学技術の学習に没頭できるようにすることは、この新技術の有望な活用方法の一つです」と、VictoryVRのCEOであるスティーブ・グラブス氏は述べています。「集中力を削ぐだけでなく、既存の学習方法のほとんどと比べて10倍も学習効果が向上します。」
VictoryVRの最初の顧客は、アイオワ州バッファローにあるバッファロー小学校です。同校はベクテル・トラストから設置費用の補助金を受けました。この契約により、今後5年間、バッファロー小学校の生徒は3台のOculus Riftヘッドセット、機器を操作するためのコンピューター、そしてVictorVRスクールカリキュラムライブラリを利用できるようになります。
同校は2017年1月17日(火)にVictoryVRのVR教育プラットフォームを導入しますが、導入するのは今回が初めてです。VictoryVRは、2017-18年度に全国の学校にVRカリキュラムを販売する予定です。
好きでも嫌いでも、あるいは無関心でも、バーチャル リアリティは、ゲームや映画といった娯楽媒体の枠をはるかに超えて、私たちの生活様式を大きく変える可能性を秘めた刺激的なテクノロジーです。
没入型テクノロジーは、テレプレゼンス通信や仮想ワークスペースによる生産性の向上、仮想体験による麻痺治療や視線追跡による脳損傷検出などの医療の進歩、さらには Google Earth VR やDestinationsによる仮想旅行など、私たちの生活のさまざまな側面に適用されます。
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VRが様々な業界に浸透する中、教育分野がこの新しいテクノロジーを採用し、学生の学習を刺激的で魅力的なものにするその可能性を探り始めていることは驚くべきことではありません。私たちは最近、Mars OdysseyのVR体験を通して、没入型VR教育の可能性を実感しました。VR体験を通じた学習の刺激的で魅力的な側面を、私たちは証明することができます。