12
インテル、バグ軽減後、Xeon MCCプロセッサの出荷を再開
サファイアラピッズ
(画像提供:Tom's Hardware)

先週、Intelが新たに発見されたバグの影響で第4世代Xeon Sapphire Rapidsプロセッサの一部の出荷を一時停止したことを確認したと報じましたが、出荷再開の具体的な日付は未定でした。同社はTom's Hardwareに対し、ファームウェアの修正プログラムを開発し、出荷を再開したという声明を発表しました。 

「先週、第4世代インテル Xeon 中コア数プロセッサー(SPR-MCC)の一部に、特定の条件下でシステムの動作が中断される可能性があるという問題が発生していることをお知らせしました。万全を期すため、ファームウェアによる緩和策を徹底的に評価する間、一部のSPR-MCCの出荷を一時停止しました。現在、ファームウェアによる緩和策で問題が解決したと確信しています。SPR-MCCの全バージョンの出荷を再開し、お客様と協力して必要に応じてファームウェアを展開しています。」— Intel広報担当者、  Tom's Hardwareより

画像

1

2

サファイアラピッズ
(画像提供:Tom's Hardware)

Intelの第4世代Xeonには、2種類の基本設計があります。1つは4つのコンピューティングタイル(ダイ)で1つのチップを構成するXCCパッケージ、もう1つは1つのモノリシックダイを使用するMCCパッケージです。上のスライドに示されているように、MCC設計はIntelの主力製品である最大32コアのチップに使用され、もう1つはXCCバリアントで、36~60コアのHaloチップに使用されます。

このバグはMCCダイを搭載したモデルにのみ影響を及ぼしました。Intelは出荷停止期間を明らかにしていませんが、非公式の報道によると、出荷停止は6月中旬に始まったとのことです。Intelは現在、影響を受けたモデルの出荷を再開し、ファームウェア修正をパートナー企業に配布していると述べています。つまり、既に顧客に出荷済みのチップを交換する必要はないということです。 

Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。

ポール・アルコーンはTom's Hardware USの編集長です。CPU、ストレージ、エンタープライズハードウェアに関するニュースやレビューも執筆しています。